連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

高齢者医療

2013-03-17 11:45:50 | 健康・病気

事業譲渡が成立した3月1日から、入院患者の受け入れが始まった。

医師不足で、援助を依頼されたが、まさか、新規開院当日の当直をお願いされるとは!

そして、2週間が過ぎ、満床となっていた。

この間については、関与を拒否といってもよい情報無しで、

当直、医師不在時のお留守番医師というスタンス。

「終末期を、自然状態で死を迎えさせる」 見守りだけ という、事務方からの連絡事項のみ。

開院後、3名立て続けの死亡確認に齋藤が直面。

その有り様を、患者家族、職員は、受け入れているのだろうか?と、観察に徹した2週間余。

家族の死は、そして死を迎えた患者に対する職員の気持ちは、

手厚く、そして安らかに送ってやりたいと言うことに変わりは無い!と認識。

オリエンテーションも無いままの職員の対応力を過大評価というべき、

事務サイドのみでの、患者受け入れの、ひずみが噴出した3例目の死亡。

その直後、転院3日目の男性患者の状態はダウンヒルとなり、

その対応に、齋藤が余儀なし。

専門疾患の治療に専念し、高齢者の治癒退院後の困難さは熟知していたが、

脳血管疾患、癌治療後などでほぼ寝たきり、終末期を迎えるばかりの

高齢者のみならず中年以降の患者の多さに改めて驚いた。

前の病院は、入院長期化を避けられると、

両手を挙げての転院要請であったのだろう。

東北大学第3内科血液グループ、仙台血液疾患の診療は、

診断からその後の人生を共にという診療形式であるので、

死亡時でのみの関わりに戸惑っている。

死亡退院時には、長い社会への貢献に思いを馳せながらの、送り出し。

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