連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

思い出のナツスイセン

2015-08-16 22:14:08 | 血液専門医宇塚善郎

お盆の送り火前に
受理されるかどうかは不明ながらも、一つのテーマは投稿。
次にとりかかり始め、
宇塚先生の、保存タイトルが”長い長い旅”。
エッセイ風ですが、れっきとした学術論文です。
生涯のテーマ【白血病治療の化学療法の治癒的治療法の確立】の実践成績のまとめ。
東日本大震災前に投稿し、修正が来たのですが、混乱の中で、締切日前には再投稿できませんでした。
その後も、困難は続き、いつもいつも、ひっかかりを抱きながら過ごしてきました。

1970年代は、急性白血病化学療法の勃興期で、
宇塚先生は、乳剤の感光で手を黒くした(医師のくせに、手が不潔と思われて陰口をする人もいました)トリチウムチミジンを使用したDNA増殖解析でアプローチ
新人私齋藤と高橋先生は、白血病の増殖動態解明に、新手法の幹細胞の培養でせまり
真夏のセミナーの演者として選ばれ、会場の榛名湖にむかいました。
清貧著しく、エアコンのない、かろうじて走るという車で向かったのですが、
ラジオからは、気温37℃を超えたという声が流れてきました。

道沿いの宇塚先生の親戚の家で休息しながら、目的地に辿り着こうということで広大なお屋敷に。
門から玄関まで、すっきり伸びた桃色の花が続いていました。
奥さまが出ていらして、ここで先生を喜ばし、私が愕然とした発言、ご夫婦での来訪と勘違いされたのです。
その後も、異なる季節に訪れ、宇塚先生が好まれた広い応接間(百坪)を思い出します。
今自宅の、狭い庭に細々と咲き続けているナツスイセン。

コメント
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