すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

ああ、精神的に・・・

2010-08-30 22:08:36 | ひとりごと
 担当様が怪我をされた。見た目で分かりにくいし、認知症のあるご本人に自覚症状はない。しかし重傷である。ショートステイ中の出来事で、スタッフも気づいてすぐ行動を起こしてくれていたが、ご家族にしてみれば
 「何故、今まで気づかなかった。」
となる。当然のお気持ちであり、お詫びする以外にない。
 怪我をすることや事故は気をつけていても起こることがある。それを仕方ないと言ってしまってはいけないが、避けられない場合も確かにある。けれど、事故そのものよりも「いつ」「なぜ」が分からないのは困る。
 今日は他からもあった。今まで長く利用されてて、クレームなど一度もなかったご家族だ。私の稚拙なケアプランにも、ほとんど何も言われなかった。ヘルパーの家事援助に対してのクレームであった。もしかしたら、今まで少しずつ我慢なさっていたのかもしれない。やわらかい口調に辛らつな言葉が紛れ込んでいた。
 どちらも、誠心誠意お詫びして今後気をつけるしかないのだが、こういう時、会社の存在が益々自分を追い詰める。
 「大口(資金の多い)の入所者が死んで惜しい。」
 「月の途中で解約されて、払い戻すのが惜しい。」
 「(私達の働きが少なく)人件費が多くて赤字だ。」
 「入院の長い人や、集金がなかなか出来ない入所者は出て行ってもらう。」
etc,etc,etc////////////////
直接耳にしていないのがせめてもである。人づてに聞いても吐き気がした。ボランティアではないのだから、資金は当然必要である。しかし、あのすてきなお年寄りたちを「金」としか見えないのかと思うと、何故こんな奴の下で働いているのかと思う。
 私腹を肥やしているのは明らかで、彼らが辞めればいいのだ。彼らが無駄をなくせばお年よりはもっと住みやすいのだ。親の介護で休みを取る職員が、嫌味を言われず働きやすいのだ。
 天誅・・・。まだ天誅は与えられないのか。

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5 コメント

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さてどうするか…。 (祥ちゃん)
2010-08-31 04:06:10
同じ現場での仕事がほとんどで、住民との対応も多いわが職場でもトラブルはよくあります。
そんなとき上司から言われるのは、「トラブル起こすのは仕方ないけど、大事なのはどうやってそれに対応して解決するか」ということです。

そんなときに「金が…」という会社の態度に腹が立ちます。
地域性や公共性を考えると言ったらいかん言葉だと思います。
かと言って会社が立ちいかんようになってすずしろさんたち職員がリストラに遭っても困るし…難しいとこですね。
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アラブ・・・ (まいど)
2010-08-31 04:32:47
日本は介護が遅れていますからね

アラブ諸国みたいに介護費は全部タダの所がおおいですよね
これなら両者とも気を使わなくてもいいのですが
日本は無理ですね
頑張ってね 
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Unknown (かぶら)
2010-08-31 09:44:04
お久振りです!
先週とうとう精神的に限界を感じ母の事は気になりましたが2泊で静養してきました!
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気持ちわかります ()
2010-08-31 11:42:01
気持ちわかります
過去経験あり

今の日本は遅れており
ますます弱者は安心して生活できず
相談するとこがない世の中
トップ・企業がお金儲けばかり・・・
身体には、気を付けてくださいね

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何故か余裕 (すずしろ)
2010-08-31 22:40:13
祥ちゃん様
ストレス続きです。嫌なことが多すぎます。自分自身の力不足もありますし。

まいど様
福祉に手厚い国にはなれそうもありませんね。頑張っている施設もありますが、うちは石器時代です。

かぶら様
息抜きは大事です。少しは紛れましたか?

絆様
どこでもあるのでしょうが、嫌ですね。
お金は大事だけど、亡者は嫌です。
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