すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

辻褄を合わせるために??

2024-09-01 20:02:00 | うちのキヨちゃん
 心配した台風はど真ん中を通過したはずなのに、雨も風も強くなく静かに過ぎてくれた。大雨の後や風の後の大掃除も必要ない程で、台風から離れた場所での被害を見るにつけお気の毒に思う。
 しかし、台風の影響でそれでも雨は十分すぎるほど降っており、早明浦ダムの貯水率が50%から一日で100%を超え放流もあった。なので、川の水位が上がりくりりんの職場では船が出せない状態だ。
 また、台風の影響で予約のキャンセルも相次いだようで、まさかの土日にくりりんが休みで家にいると言う不思議。たまの休みで土曜日はくりりんも出掛けると言っていたので、ついでに買い物を頼んだ。そして今日は少し一緒に草刈りをしてもらった。草との攻防が続いているので助かった。
 さて、うちのお風呂は沸かすタイプではなくお湯を張るだけである。古い小さい太陽熱の温水器があるので、夏場はほぼそれで賄える。シャワーなどの湯は灯油で沸かすのだが、私たちだけなら夏場は太陽熱のお湯を湯船に溜めて、それを汲みだしてはシャワー代わりにしている。なので残ったお湯はさら湯なのでそのまま洗濯に使える。
 しかし、キヨちゃんは夏でも湯船につかりたい方なので、キヨちゃんの入る日は入浴剤も入れてお風呂にしている。ただ、以前は二日に1回は入浴していたキヨちゃんだが、億劫なのもあって週2回程度しか入らず、3回入れたら御の字である。高齢でもあるし、
 「しんどい」
と言われてしまうと、本当かどうか分かりにくいので、なるべく逆らわずに意思に任せるようにはしている。ただ、流石に何日も拒否が続くと困るので、余程体調が悪そうでなければ少し強めに勧めて入ってもらうようにしている。
 さて、今日もお風呂をどうするか聞いていると、
 「そうじゃなあ、入ったらさっぱりするなあ。さ~っとでも入ろうか。」
と夕飯前に言っていたので、いつも入る19時を目途にくりりんがお風呂の準備をしていた。
 ところが夕飯も食べ、テレビを見ていたキヨちゃんがそのまま早々と寝室に行こうとしているではないか。いつもはお風呂に入らなくても19時半~20時過ぎまでは居間で過ごしている。
 「母ちゃん、お風呂は?」
 「入らん!もう横になる!」
と言い出した。
 「いや、くりちゃんがもう少しで入れる段取りでしてくれよるよ。」
そう言ってみると突然病人モードに入った。
 「お前らと一口にはいかんのじゃ。ほんまにせこいんぞ!」
とそれまで普通だったくせに、自分で脈まで測るそぶりを見せる。
 いかん・・・。これはかなりイライラするパターンだ。このまま喧嘩になったら厄介だからと、私はスルーして台所でブツブツ文句を言いながら洗い物を続けた。
 ほどなくくりりんがお風呂の声掛けに来る。その時には機嫌も直ったのかすんなりお風呂に行き、着衣介助に行った時には、
 「あ~、さっぱりした。汗だくだったんじゃ。」
と言っていた。
 ただ、どうしても体調が悪かった・・・という事か、
 「色々考えたけど頭は洗わなかった。」
と言う。ま・・・・、いっか。

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コメント (2)
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