すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

踏ん張り時

2013-02-07 20:55:52 | ひとりごと
 今朝事務長が来て
 「今ケアハウスがインフルエンザで大変なので、配膳とかを手伝っているのですが、人手が足りないので、出来る範囲で助けてくれませんか。」
と言ってきた。
 実のところ、気にはなっていて出来る事はやろうと思っていたところだった。お約束のあるときや、月末はそうはいかないが、今なら何とかなる。
 何しろ今まで食堂で一気に食べていた人たちが、感染予防のために全員居室配膳となっている。4階横並びのの個室を、15分早出しで配膳しても、45分以内に下膳してくれと言う厨房からの指示。
 色々理由はあるだろうが、食堂で一気に配っているならまだしも、4階に一人で順番に配っていれば、それだけで20分や30分はかかるのではないか?
 何故なら、人相手である。お膳を持っていってノックする、声をかける、元気な人なら入り口で渡せばいいが、大体が足腰弱いお年寄りであるから、居室まで運んで開け難い汁物の蓋くらいは開けたい。
 ましてや、病人が何人もいれば顔色を見たり不調がないか聞いたり、中には起こしてあげないといけない人もいるはずである。そして感染拡大しないように、一つ配っては手を消毒し・・・という状況でだ。そこは何とか時間をずらせない物だろうか。大体、気ぜわしくて食べた気がしないだろう。配ったか見たかで
 「食べましたか?」
と来られるのは・・・。
 そんなわけで、3~4人でかかれば早く配膳できたので、少しはましだったようだ。下膳も然り。
 とにかく今が踏ん張り時だ。本当に早く終結して欲しい。こんな有様でスタッフも走り回っているが、病人にしてみれば一番心細い時なので
 「こんなに苦しい思いをしているのに、何故誰も見舞ってくれないのだ。」
と訴えた人がいる。
 気の毒だと思う。申し訳ないとも思う。本当は一人ひとりじっくり話もしてあげたいが・・・。

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コメント (3)
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