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一般会員の責任は?

2018-10-01 10:00:00 | 「賢治学会」におけるハラスメント
《花巻の円万寺境内から見た鍋倉のみのり》(平成29年年9月21日撮影)
方十里 稗貫のみかも 稲熟れて み祭三日 そらはれわたる
 病のゆゑにもくちんいのちなり みのりに棄てば うれしからまし

〔一般会員の責任は?〕
 さて先に私は、〔捏造〈悪女 高瀬露〉全国流布を等閑視する罪深さ〕においては、
 つまるところ、
    捏造〈悪女 高瀬露〉の全国的流布を等閑視していることは罪深い。
のであると私は訴えたいのである。
と述べ、〔捏造〈悪女 高瀬露〉全国流布等閑視はハラスメントの最たるもの〕においては、
 そこで私はやっと気付いたのだった。
 私が先の総会で言ったような「賢治学会」における「ハラスメント」の最たるものが、捏造〈悪女 高瀬露〉の全国的流布を等閑視していたことである。
ということにである。
 しかし、これは放置できない大問題であるということで、本来は真っ先に動くべき「賢治学会」だと私は思っているのだが、同学会は今までどおり等閑視を続けそうだ。
と述べた。

 では、これらのことに対してあの先輩は何と仰ったかというと、それは次のようなものだった。
 そもそも今の時代、何にもまして人権問題が優先される。したがって、鈴木さんが検証した限定付きの「真実」
    高瀬露は悪女ではない。
に対して、その反例を提示できない場合、
    露は長年濡れ衣を着せ続けられ、その人格を貶められ、尊厳を傷つけられてきた。
ということになり、これは重大な人権問題であり、まずは一刻も早くその濡れ衣を晴らしてやらねばならない。
 そしてその反例は今のところ何一つ突きつけられていないわけだから、「賢治学会」は率先してその任を本来は果たさねばならないはずだわな。それは、賢治が生前最も世話になった女性を、結果的にはとんでもない〈悪女〉にしてしまったという責任の一端が「賢治学会」にもあったということは否めないし、賢治にも同様の結果責任があったと言われかねない。しかもこれは極めて重大な人権問題だ。だからこれは喫緊の課題だ。
 となれば、それができるのは他ならぬ「賢治学会」であり、その責任も相当あるだろう。なぜならば、この件は賢治を研究している人ならば少し調べただけでおかしいと常識的に気付けることのはずだが、それを果たして来なかったからだ。あるいは、知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいたからだ。

 そこで私は、
 そうですよ。「賢治学会」がこのことを等閑視してきたことは罪深いと思いますし、学者としての良心が問われると思いますよ。
 また、私は先の総会という公の場であのように発言したわけですから、このままこの件を等閑視し続けていくとなれば、「賢治学会」の代表理事等お偉方のみならず、先の総会に出席した学会員も高瀬露の尊厳を少なからず傷つけているという結果責任が問われると私は思うのです。それは、この〈高瀬露悪女伝説〉は典型的なハラスメントであり、その構図はいじめと同じですから、いじめが行われているのにそれを見て見ぬ振りをしているのと同じで、大なり小なり同罪だからです。見て見ぬ振りはいじめに荷担しているのと同じです。
 したがって、少なくとも先の総会に出席して私の発言を聞いた学会員の方々は、反例を提示できない限り、捏造〈悪女 高瀬露〉を見て見ぬ振りすることはもはや許されません。
と、つい強い口調で応じてしまった。
 するとその先輩は穏やかな口調で、
 いや、学者としての良心が問われるということはさて措き、一般会員も同罪だと言い切っては酷だろう。もちろん彼らにも、少しでもいいから想像力を働かして露の立場になってみて、その「痛み」を感じてほしいのだがね。
 そしてその痛みを感じたとすれば、そのことを周りにも訴えてほしいものだ。現時点ではこの件に関しては「賢治学会」は当てになりそうもないから、そのような草の根の拡がりによってしかこの濡れ衣を晴らすことはできんだろうからな。
と私をたしなめて下さった。

 そして先輩は逆に、
   それはさて措き、なぜ代表理事は端から再検証を門前払いしたと思う。
と私に問うてこられた。

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 私たちは下記のような『露草協会』を設立し、高瀬露の濡れ衣を晴らし、その名誉と尊厳を取り戻すための活動を展開しております。
 
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    ◇事務局 鈴木守:〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 電話0198-24-9813
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