気の向くままに

山、花、人生を讃える

古希を迎える

2019年04月09日 | 人生

先日(6日)、古希の誕生日を迎え、娘夫婦に会食料理のご馳走でお祝いをしてもらいました。

自分もいつの間にかそんな年になってしまったのか、というのが実感です。

 

なんとなく60歳までは元気でいられるという気がしていたし、保険などに頼りたくないという気持ちもあって、健康保険、生命保険も入らずにきましたが、結局70になった今も元気で、薬や医者のお世話にもならず、よくここまでこれたなと思います。

 

娘のことですが、彼女が就職するとき、

「お父さんはどんな会社に就職してもらいたい?」と聞くので、

「自分の就職したいところに就職すればいいんじゃないの?どうしてそんなことをお父さんに聞く?」と言うと、娘は

「私の友達の親はみんな、大きな会社がいいと答えるそうだよ」と言うので、

「大きな会社がいいとは言えないよ。どんな部署に配属されるかもしれないし、どんな仕事をするのかもわからない。反対に小さい会社でも、頼りにされて働き甲斐ができていいかもしれない。それに、大きな会社でも業績が悪化することもあるし、今小さくても、成長することもあるから、小さい大きいにこだわらず、自分が就職したいと思うところへ就職できるのが一番だと思うよ。

 

と、そんな話をしたことがありました。娘は独身時代、楽しげに会社の話をよくしてくれ、また結婚してからも、数年後に旦那の田舎に新築し、その自宅から歩いて通える距離の会社に就職しましたが、そこでも大事にされているらしく、産休中に一人目の子供を連れて会社に挨拶がてら遊びに行ったりまでしている話を聞くと、ほんとうに恵まれている奴だなあと思います。

 

ついでに二男の話をしますが、結婚した相手の娘の親と一緒に食事をした時、「本当にいい息子さんで、どうやって育てたんですか」と聞かれたことがありました。普通ならお愛想と思い、「いえいえ、不束な息子で」と答える所かと思いますが、その時、わたしは「僕も、自分にどうしてこんな息子が生まれてきたのか不思議に思っている」と正直に答えたものでした。

 

それどころか、ある奥さんからは、お宅の息子さんが仕事をしているのを見て、こんな人をぜひうちの娘の相手に欲しいと思って、息子さんの後をつけたことがあるんですよ。その時の車がお宅の庭に止まっているのでびっくりしました。お宅の息子さんだったんですねえ。といわれたこともありました。

 

家内の育て方がよかったのか、あるいは親父の私が、家にいないことが多く、それが良かったのかもと思ったりしているわけですが、ともかく、この私が古希を迎え、そして、年寄り臭く、恍惚気分で娘、息子自慢をせっせと書いている。何か本当に年寄りになったような変な感じです。

 

                ≪古希の花束≫

                             

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする