鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

病気で迷ったら救急安心電話相談窓口

2024年08月23日 | 議会活動
令和6年8月23日(金)

 先日、家族が入院している医療機関で、今後の治療等について担当医師の説明を待っている際に、遠くから救急車と思われるサイレンが聞こえてきました。救急医療をこなすこの医療機関に向かって走ってくると察しました。
 間もなく、家族の担当医師が駆け足で訪れ、「今、救急患者が搬送してくるので、説明を少し待って欲しい。」と告げ、早々と出て行きました。救急医療のひっ迫した一面を見た感じでした。

 病気やケガの際に、救急医療体制が整備されていることは、患者や家族にとって大変心強いもので、一刻も早く治療が受けられることが期待されています。
 しかし、突如の体調の変化に、即座に医療機関に出向くことが現実的にいいのかという課題が生じています。受け入れ先となる救急医療機関やそこへの搬送などが、適切に行われてこそ、その機能が発揮できるのですが、例えば、軽傷で救急車を呼ばなくても医療機関に行くことができる時に、別の救急車で搬送しなければならない重傷の方が、限りある救急車が使えないといったケースもあります。当事者としてはそのような外部の事情を知ることはできませんから、どのように判断すべきか考える余地がないことは事実です。重症の時は迷わず119番に電話すればよいと思いますが、重症とはいいがたいけどどうしたらいいか迷うことがあります。このような時に、容易にアドバイスを受ける仕組みが必要となってきます。

 県では、「救急安心電話相談窓口」(#7119 10月1日からスタート)と、「静岡こども救急電話相談」(#8000)を設置し、電話で気軽に相談することができます。
 受付時間は、#7119は医療機関が開いていない時間帯、#8000は24時間いつでも受け付けています。#7119は15歳以上、#8000は15歳未満のこどもの保護者と区別しているようです。ただし、どちらに電話しても適切に対応してもくれます。

 相談内容は、急な病気やケガの時に、病院に行った方が良いのか、救急車を利用した方が良いのかなどをアドバイスしてくれます。また、受信可能な医療機関もアドバイスしてくれます。

 病気やケガでは、夜間や休日などに発生すると大変不安に感じます。特に、小さなこどもの体調変化はいつ起きるかわからず、心配事の一つです。

 このような事態に備え、#7119や#8000について電話機のそばなどに掲示しておくことも必要です。救急医療体制が機能するためには、適切な救急車の利用を含め、皆さんの協力が必要です。
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