鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

スタートアップが本県に定着するか

2023年09月19日 | 議会活動
令和5年9月19日(火)

 今、経済成長の原動力としてスターツアップに対する期待が高まっています。この度、静岡県では「静岡県スタートアップ支援戦略」を策定し公表しました。私もこれまでにスタートアップについて取り上げ、県の取組について質してきました。今回の県の戦略が本県の新たな経済成長につながるか注視していきたいと思います。

 本県のスタートアップ支援戦略では、スタートアップへの期待として、「経済成長への原動力」と「社会課題解決への貢献」の2点を強調しています。

 経済成長の原動力では、これまでの成功した企業ほど、既存事業の優れた特色を改良することに目を奪われ、顧客の潜在的な需要に気付くことや、革新的な技術やビジネスモデルを創出することに立ち後れているとしています。スタートアップは、新たなアイデア、テクノロジーによってイノベーションを生み出し、既存の産業に革新をもたらす存在としています。
 静岡県は「ものづくり県」として発展してきましたが、今後の社会情勢(人口減少に伴う市場の縮小、大廃棄時代の到来、労働人口の減少やデジタル化の進展など)の変化に対応しているかが大きな課題です。
 この課題に対応するためには、新分野・新事業への進出を積極的に展開することが重要で、新たな分野で活躍する人材育成は急務となります。その助っ人がスタートアップといわれています。

 社会課題解決への貢献では、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う急速なデジタル化の進展、脱炭素社会の構築に向けた取組、人口減少社会、都市圏と地方圏の人口格差などの社会課題において、ビジネスチャンスと捉え、解決に取り組むスタートアップが現れています。

 これらを踏まえ本県では、県内で新たなスタートアップを創出・育成することと、県外からスタートアップを呼び込むための環境を整備していきます。
 本県では既に、大学発ベンチャーの創出・育成や、グランシップを会場に「TECH BEAT Shizuoka」の開催による首都圏スタートアップの誘致と県内企業のマッチングなどに取り組んでおり、私もその場に足を運びました。

 本県の生き残りのためにも、この仕組みを広め定着していく必要を感じています。今後、より具体的な動きも出てくることを期待し、その際にはまたお伝えしていきたいと思います。
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