鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

環境月間 環境衛生自治推進協会の活動

2024年06月02日 | 議会活動
令和6年6月2日(日) 

 6月は環境月間です。環境基本法(平成5年施行)では、6月5日を「環境の日」と定め、環境問題への更なる意識向上を目的に、全国で様々な活動が行われています。
 このところの大きなテーマは「脱炭素社会の実現」ですが、もっと足下にある活動にも注目していく必要があります。
 先日、富士環境衛生自治推進協会(富士環自協)の総会が行われ、来賓としてご挨拶する機会がありました。

 この組織は、地域住民が取り組む環境衛生に関する自治組織で、富士市内全387町、36支部で構成されています。
 発足は、1962年(昭和37年)に、旧吉原市鈴川町ほか11町内が、「県 境衛生及び公衆衛生の向上と生活環境の保全に努めること」を目的に、自発的に任意団体として組織したことが始まりで、現在では市内全世帯が会員として組織化されました。
 同じ時期には、県下一円で同様の組織が立ち上がり、静岡県内の連合会が発足しています。

 活動内容は、衛生害虫、不快害虫を駆除するための自主防疫作業やネズミの駆除、ゴミ集積場の改善や清掃活動等、ゴミの適切な排出と減量および再資源化への呼びかけ、不法投棄防止看板設置、犬の放し飼いやフン害等を防止する呼びかけ等を行っています。
 さらに、様々な住環境における環境衛生に関する啓発活動や実践のための研修会なども行っています。

 地域の環境を守るためには、地域住民の理解と行動が重要です。普段の生活において、ゴミの排出に関しては、分別や集積場所の管理などは、町内の皆さんが協力して実施しています。このことにより、常に地域の環境美化が維持されています。

 本市は富士山麓をはじめ、不法投棄が多い地域ですが、多くの市民の関心により防止の効果も表れています。

 正月に発生した能登半島地震では、避難所におけるペット同伴が注目されました。普段から、ペットに関する課題解決に向けた動きがあれば、住民同士の理解が進み、柔軟な受け入れも可能となります。

 環自協の活動は、これからも重要な役割を果たしていくと感じています。
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