令和3年8月25日(水)
東京2020パラリンピックが始まりました。「共生」というキーワードがどこまで多くの人と共有できるか期待がかかります。今回の大会は前回の東京大会に続き2回目となり障害者スポーツも大きく飛躍する機会となります。
昨夜は開会式が行われ、競技は今日から9月5日まで開催されます。競技内容は22競技539種目が展開されます。今大会は新型コロナウイルス感染症に悩まされ1年延期となりましたが、過去2番目に多い161カ国・地域と難民選手団が参加し、総勢は4400人の選手が熱戦を広げます。
静岡県内では自転車競技が開催され、今日から4日間、伊豆市にある伊豆ベロドドームにてトラックレースが、31日からは小山町にある富士スピードウェイでロドレースが開催されます。過日行われたオリンピックと異なり、感染に関する緊急事態宣言が発出中ということもあって無観客での開催となります。
昨夜開催された開会式ではその全てをテレビ観戦させていただきました。その中で目についたのは、「WeThe15」という表記です。その意味は、全世界の人口の内15%(12億人)は何らかの障害を抱えており、この人たちへの差別を無くすためのキャンペーンのことです。
今回のパラリンピックを契機に始まり、今後10年間で障がい者に対する差別をなくし、障がい者の可視化、アクセシビリティ(障害者が他の人と同じように物理的環境、輸送機関、情報通信及びその他の施設・サービスを利用できること)、インクルージョン(性別や人種、民族や国籍、社会的地位、障害の有無など、持っている属性によって排除されることなく、生活することができる状態)を公にキャンペーンする世界的な運動として活動することを目指すそうです。これにより、「誰もが変化を起こすことができる」としています。
スポーツの力、魅力を通じて世界中の誰もがこの思いを共有できることは、今回のパラリンピック開催の大きな目的であることを明確にしています。
開会式では、東京オリ・パラ組織委員会の橋本聖子会長はこの思いを挨拶で強く発信していました。
今日からの競技観戦を通じて、以前、私も直接聞いた橋本聖子会長の思いを感じ取りたいと思います。
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