鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

夏休み かわいい子には旅をさせよ

2018年07月26日 | 議会活動

平成30年7月26日(木)

 

 県議会林業活性化議員連盟による3泊4日のベトナム視察から帰国しました。夜行便で成田空港に着いたのは朝8時。正直、夜行便は疲れました。寝ているだけでとはいえ、機内での睡眠時間はわずかで、若頃は海外出張などで経験があっても、かつてのように体力があるわけでもなく、帰りの電車の中が心地よい眠りの場所となりました。

 

 別の便ではありましたが、黄色い「研修生」という腕章をつけた青年達がかなりの人数で入国手続きの列に並んでいました。ベトナムからやってきた研修生達のようでしたが、昨日視察した森林・林業の場では、日本にやってくる海外からの研修生達に支えられている話を聞いていましたので、どの分野の研修か分かりませんが、その一端を興味深く見させていただきました。

 

 さて、今週に入って子ども達にとって待ち遠しい夏休みを迎えたところも多いのではないでしょうか。最近は大人も連休などを分散化するところも出てきて、お決まりのお盆などの混雑を避けるケースもあるようです。

 家族で海外旅行などという話も聞きますが、今回のように空港を利用した際に見かけると、小さな時から海外との接点を持つ機会が増えていることは間違いありません。今回は夏休みが始まる時期と重なったことで、その場面に出会したということなのでしょうか。

 海外旅行も格安なものが登場し、生活が豊かになったとはいえ、家族で出かけるとなるとその負担は決して軽いものではありません。しかし、旅行価格も時期によって大きな差が出てくることから、それを考慮して実施時期を決めている方も少なくないはずです。そうであればハイシーズンを外した少しでも安い時期に実施する家族の海外旅行はあり得ることです。

 小さな時から海外に出かけ外国人とふれあう機会は、言葉は話せなくても様々な事を習得できるチャンスとなります。あいさつが現地の言葉で交わせるだけでも大きな成果です。外国人慣れが何よりも大切なので、その壁を小さな時に破っておくことに大きな意義があるでしょう。私の家族の経験も踏まえて明言しておきます。

 

 地元に到着する直前の新幹線の中でも、子ども達の冒険を目にすることができました。小学生高学年と中学年くらいの兄妹は、リュックを背負い少し不安そうな顔で小さな声で会話を交わしながら、ドアのそばに立っていました。どうやら二人だけで新幹線に乗って親戚のある富士市に来た様でした。

 また、その子ども達とは別に、3人の子どもを連れた初老の方が新幹線に乗り組んできました。子ども達の服装は先ほどの子ども達と同じようにリュックを背負っていました。この子ども達は離れてすむ祖父が迎えに着て、一緒に戻るといった光景に写りました。

 先ほどもその次のケースも、親元を離れる不安と親戚に会える楽しみとの気持ちが交錯しているようにも見えました。

 

 「かわいい子には旅をさせよ。」といいます。冒頭の海外からの研修生は大人になったとはいえ、ほとんどが初体験だと想像します。また、新幹線で出会った子ども達も彼らにしてみれば勇気の必要な旅であったかもしれません。それぞれの旅の経験が、これからの人生に大きな支えになっていくことを心から願うものです。

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