鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

小泉八雲と焼津

2015年11月02日 | 議会活動

平成27年11月2日

 

 先週訪れた焼津市で、日本に帰化した明治の文豪、小泉八雲の足跡に触れてきました。

 公安関係の会合が行われた焼津市文化会館の一角に、「焼津小泉八雲記念館」がありました。次に行われる静岡市内での会合まで少し時間があったので、この記念館を見学し、焼津駅まで小石川沿いを歩いて焼津の風情を楽しみました。

(記念館入り口)


(展示場)

 

 小泉八雲、本名ラフカディオ・ハーンは、1850年にギリシャで生まれ、その後アメリカに単身で渡り新聞記者となりました。1890年に来日しましたが記者をやめて、島根県の松江中学校の英語教師となり、その後、教師のまま熊本県、また神戸で新聞記者に、更にその後東京大学講師として東京に移り住みました。その間、1891年には松江士族の娘、小泉セツと結婚し三男一女に恵まれ、東京に移り住んだ時に日本に帰化し小泉八雲と名乗りました。彼は、欧米に日本文化を紹介する著書を多く残していて、「怪談」や「骨董」などの有名な作品があります。

 小泉八雲は、1897年の夏に初めて焼津を訪れ、焼津の海が大変気に入り、以来ほぼ毎年のように夏に計6回訪れています。最後の年には焼津に別荘をと希望していたにもかかわらず、突然の心臓発作で帰らぬ人となりました。

 資料に寄れば、小泉八雲は単に焼津が夏の休暇の地であったばかりでなく、文学者として格好の取材の場所であったようです。特に、滞在先の魚商人である山口乙吉との出会いも焼津が気に入った理由であるとしています。

 彼の作品中、焼津を題材にした作品は、「焼津にて」、「海辺」、「漂流」、「乙吉のダルマ」、「夜光幻想」があり、焼津の影響は大きかったといえます。

 更に焼津との関わりについて詳細を知るためには、下記の「焼津小泉八雲記念館」のホームページを参考にしてください。

 

 焼津小泉八雲記念館

  http://www.city.yaizu.lg.jp/yaizu-yakumo/index.html

 

 市内には、いくつかの小泉八雲に関する場所が点在し、彼の作品を読みながら回ってみるのも楽しみではないかと思います。

 今回は残念ながら、記念館だけとなりましたが、駅までの行く間の小石川沿いには桜並木があり、また川の中には鯉やボラ、大きなナマズも見られ、幾度も訪問している焼津ではありますが、焼津の新しい魅力を発見をしました。春先の桜並木も見事だと想像がつきます。

 

 遠洋漁業のまち焼津の別の顔も見にいらっしゃいませんか。

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