新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ツワブキ:石蕗(冬の訪れを告げる)

2005-11-27 07:08:35 | 植物観察1日1題
いろどりの少なくなった庭に、ツワブキ:石蕗(キク科タカラコウ属)が黄色い花を立ちあげています。厚く光沢ある深緑の葉をもち、見るからに寒々とした感じがあって冬の訪れを告げているかのようです。
福島県以南の海岸沿いに多く自生する常緑性の多年草ですが、園芸品種も多く、庭にもよく植えられています。どちらかというと下草として日陰に植えられることがおおく、ほの暗い辺りに黄色い花が目立つさまを、俳句の世界では"石蕗(つわ)あかり“などと優雅に表現するそうです。
葉は円状腎臓形で大きく、11~12月ごろ葉の中から高さ60~70cmの花茎をのばし、黄色の頭花を散房状につけます。
和名は、フキに似て、葉は光沢があるので、ツヤブキ(艶蕗)から転訛したといわれています。若葉を食用にするほか、薬用にも用いられ、葉はできものによく効き、洗ってそのまま患部に貼ればよいそうですから簡単便利です。

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