新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

フタバゼニゴケ:双葉銭苔(ゼニゴケよりも普通) 

2011-06-15 06:50:47 | 植物観察1日1題

道のわきに小さくかわいい緑色の傘をつけた苔がありました。
どうやらフタバゼニゴケ:双葉銭苔(苔類:ゼニゴケ亜綱)のようです。この傘のようなものは、写真の雌器托は9裂しますが、裂片の2個だけが大きくなっています。受精に成功し胞子をつけた雌株は均等に九つに裂けた傘になりますが、受精できないまま成長した独身雌株はハート形(2羽)の雌器托を作るそうです。どうやらこの2羽が名前の由来になっているようです。
どこにでも生えて駆除が難しいので嫌われ者の“ゼニゴケ”ですが、秋山弘之博士によると、ゼニゴケとよばれているものは、ゼニゴケ(10年3月17日記事)よりも、フタバゼニゴケやジャゴケ、(10年4月8日記事)最近では帰化植物のミカヅキゼニゴケなどの方が多いそうです。
フタバゼニゴケは傘の裂片が2個だけ大きいこと、葉状体の裏側が、ゼニゴケの緑にたいしで紫色であることなどで、ゼニゴケと区別されるほか、フタバゼニゴケにはゼニゴケにはない酸っぱいような臭いがあるということです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿