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田んぼにウキクサ:浮草(ウキクサ科ウキクサ属)がひろがり始めました。
浮草というと、一般には水に浮かんでいる草の総称で、転じて頼りなく不安定な状態、一つ所に落ち着かない生活のたとえに用いられますが、植物としてのウキクサの生活はなかなかどうしてたくましいものです。
ウキクサの葉のように見えるのは茎に当たり、葉状体と呼ばれ、長さ0.5~1㎝、幅4~8㎜の広卵形で、裏面は紫色をおびます。根は5~12本あり、基部から芽をだして増えるので、ふつう3~5個がつながっています。
種子植物の中では最も小さいものとされ、滅多にみられませんが、晩夏、葉状体の裏に花をつけます。
多年草に属し、秋に越冬芽をつくり、水底に沈んで冬を越し、春になると浮き上がって発芽します。このことからナキモノグサの別名があり、古名はカガミグサです。
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