新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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オオハナウド:大花独活(外側の花弁が大きい)

2012-08-08 08:08:25 | 植物観察1日1題

伊吹山山頂付近に咲いているオオハナウド:大花独活(セリ科ハナウド属)です。
よく似たハナウド:花独活(07年5月12日記事)が川岸など平地の湿ったところに咲き花期も5~6月と早いのに対し、オオハナウドは山地~亜高山や寒地に生え花期も6~8月となります。
茎は中空で太く高さは1.5~2m、葉は大きくふつう3出複葉で、小葉は欠刻状に切れ込みます。
枝先に大形の複散形花序をつけ、周辺花では外側の1花弁が大きいのが特徴です。
ハナウドと同じように周辺の花弁が大きいのは、花序全体を一つの花として機能させているのではないかといわれています。
シシウドとおなじくウドの名がついていますが、ウコギ科のウドとは全く異なるセリ科です。