28日、2年ぶりで近江今津のザゼンソウの群生地を訪れました。湖西道路に入ると両側の野山は真っ白、雪も降り出してスノータイヤを履いていないので冷や冷やのドライブでしたが、今津へ近づくころには太陽も出て、雪間のザゼンソウのイメージがいやがうえにも膨らみました。
ところが着いてみると雪が深すぎて、多くは埋もれてしまって見えません。それでも雪解けの水に咲く数少ないザゼンソウは、周囲の雪と調和して絶好の被写体となっていました。
サトイモ科ミズバショウ属のザゼンソウ:座禅草は、仏炎苞に包まれた花の形が、達磨大師が座禅を組む姿にそっくりなところからこの名がついたといわれ、別名もダルマソウです。
仲間のミズバショウより早く咲き、楕円状の黄色い花穂が暗紫色の仏炎苞に包まれ、花には悪臭があります。
雪の舞台装置も揃って、今津のザゼンソウは、片路100km超をドライブしただけの値打ちがありました。