豊橋から飯田線に乗り、辰野、岡谷を経由して松本にやって来た。
駅近くのビジネスホテルに宿を取っていて、翌日は朝から、大糸線に
乗る予定だ。
記憶が正しければ、松本の町はこれが四度目の来訪になる。
何度も来ているとは言え、これまでには車で来た折に、国宝の天守を
要する「松本城」とその近辺、これも国宝指定を受けている「旧開智学
校校舎」、それに「アルプス公園」を慌ただしく巡った位で、ゆっくり
と市内を巡り歩いたことがない。
そのほかは何時も鉄道の乗り継ぎ利用で、慌ただしく駅近のホテルと駅
を行き来するのみである。
松本は旧信濃国に有って、譜代大名・戸田氏等が治めた6万石の城下
町である。
幸い戦災を逃れた事で町並も嘗ての面影を伝え、このような歴史的な建
造物が多く残っているが、城下町としても見るべきものがあるらしい。
城下は本町、中町、東町に町割りされ、そこには二十四小路と呼ばれ
る小路が敷かれていたと言う。
町歩きもこれらの「なわて通り」「中町通り」巡り等が中心のようだ。
繁華街にあると言う、好きな松本民芸家具の工房も尋ねて見たい。
今度こそは・・・、と何時も思いながらも、今回もここでの観光の予
定はなく、駅近くで泊まるだけで、翌日は松本駅から早々に普通列車に
乗り新潟県の糸魚川を目指す。
駅前のどこかで簡単に夕食を済ませ、コンビニで明日の朝食を仕入れ、
チェックインすれば、「飯田線7時間の鈍行列車の旅」、長い一日がよ
うやくにして終わり、今度は大糸線の旅が始まる。(続)
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