西口ランプのところで首都高速を越え、「有るもンだナァ・・・」と、ここ南軽井沢で
その地名に感心しながらその町中を抜ける。
公園では「軽井沢」の住人であろうか、お年寄りたちが何かゲームを楽しんでいる。
途中右手に「浅間神社」の鳥居が立っていた。
その足元に「この上に浅間保育園有り」と書かれた看板が建てられている。
見れば小高い丘に向かい石段の参道が伸びている。
こりゃ・・・大変だ。毎日の送り迎えで足腰が鍛えられるだろうなどと、無責任な想像
をしながら先に進む。
やがて通りをカラフルに、賑やかに飾り付けた商店街が見えて来た。
通りの上をピンクのフラッグが幾筋も交差し、その飾り付けが妙になまめかしく、
妙に目立っている。洪福寺松原商店街である。
ハマのアメ横、また横浜の三大商店街の一つと言われるだけあり、多彩で雑多な
お店が犇めくように商品を広げている。
客を呼び込む店員の声が飛び交い、それに値踏み交渉の客の声が重なり、随分
な活気が感じられる。店によっては黒山の人だかり状態だ。
さしずめ下町の庶民のための商店街と言った雰囲気で、そこは平日のせいか比較
的年配の客が中心のようだった。
その入口付近に追分が有った。東海道を分かれ町田から八王子へと続く道で、
かつては「絹の道」とも呼ばれていたそうだ。
商店街を抜け、帷子川を渡る。
この街道に掛かっていた旧橋は、絵画に描かれたり、歌や俳句に詠まれるなど、
保土ヶ谷の代表的な景観であったと言う。
今その橋の模型が天王町駅前の小公園に残されている。(続)
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