簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

楼門が迎える温泉 (JR乗り潰しの旅)

2013-02-18 | Weblog


 
 佐世保線の佐世保を出発する特急列車は、座席を後ろ向き状態で発車する。
これは、途中の早岐がスイッチバック構造駅のためで、ここで暫く停車下のち、正しく
向きを変えて出発する。





 沿線には有田焼で知られる有田や武雄温泉、吉野ヶ里遺跡などの見所も多い。
また武雄温泉からはバスで30分ほどの所に、嬉野温泉もある。



 武雄温泉は駅近くに温泉街が広がる湯の町だ。
温泉の歴史は古く、凡そ1200年前に湯が湧き出て、その後湯治場として利用される。
また、江戸時代には長崎往来の宿場町としても大そう賑わったと言われている。





 ここのシンボルは、何と言っても大正3年に上棟された国の重要文化財の、まるで
竜宮城のような楼門である。楼門を潜ると正面に木造入母屋造桟瓦葺、赤い柱と緑の
庇が印象的な武雄温泉新館がある。昭和48年まで共同浴場として使われたところだ。
 その左手には現在の共同浴場が3軒あり、その他にも貸し切り風呂がある。



 この地を初めて訪ねたのはもう半世紀も前の高校生の頃。
当時の温泉の様子を克明の覚えているわけではないが、深夜にも関わらず大そうに
賑わっていたことと、この赤い楼門はしっかりと記憶に残っている。





 当時は新館の浴槽に浸かった記憶があるが、今その浴槽は使われてはいず、館内
の一部はイベントスペースとして活用されているようだ。(続)


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