簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

ご当地検定

2010-07-19 | Weblog
手元にある広辞苑で“ご当地検定”を調べてみるがその項目は出ていない。
僅かに“ご当地”の項に「よその者がある土地へ来て、その土地をいう尊敬語」と
あるだけだ。



“ご当地検定”と言うのは、ある特定の地域や、あるいはその地域の特産品、事柄
などに照準を当て、その文化や歴史などを正しく理解する知識をどれだけ有している
のかを測る試験の事である。

要は、それぞれの地域が長い年月をかけて築き、守り、育んできた有形無形の財産に
着目し、そこにスポットライトを当てることで着目させ、“検定”と言う形を楽しみ
ながら、そのことを先人たちから引き継ぎ、自らの知識を深め、そして次世代に引き
継ぐ手段・・・難しく言うとこんなことであろうか。



多くは自治体や商工会議所などが、その地名や特産品名、事柄などを冠に掲げ実施し
ているようで、多分に観光振興、地域振興的な色彩が強い試験のように思う。
正確に詳しく調べてみたわけではないので確証は無いが、おおよそ各県に一つや二つ
は存在するほどの賑わいを見せている。
“ご当地”と呼ばれるだけに、地元の人だけを対象としているわけではなく、広く
“よそ者”にもその門戸を開いているが特徴だ。

【写真:イメージ】

どれぐらい前のことだったかは定かに覚えてはいないが、一時“ご当地検定”がブーム
になったことが有った。
連日のようにマスコミが報道し、本屋の店頭には公式のガイドブックが平積みされた
コーナーが出来、その本が飛ぶように売れたらしい。
確か九州のどこかの県か市が始めたのが最初らしいが、このブームのきっかけになった
のがいわゆる「京都検定」だ。


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