ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

お子様の幸せを願って、メール、スカイプでの相談、面談を行っています。是非ご利用ください。

悩みを見つけようとする

2008-09-13 | 育児
 悩みを口に出して話すか話さないかは分からないが、誰もが悩みを抱えている。その悩みを自分で解決しようと考えているか、人に助けてもらって解決しようとしているか、どうしようもないと諦めているか、立ち往生をして困っているか、それぞれの状態は違っている。
 「口に出さなければわからないよ。助けられないよ。」と言う前に、まず相手の状態を掴むことの方が大事である。
 口に出して助けを求めることのできない状態の子どもに「口に出して言わなければ。」と言っても「言えないから困っている。」と言うことになる。また、自分で解決しようと考えている子どもならば、「そんなことは言えない。」と言うことになる。
 子どもの状態をつかむことは、言葉にならない分、難しくなる。
・子どもの表情やしぐさ・・・目線、顔つき、手の動き、体の動きや向き
・子どもの言葉への反応・・・「~な気持ちなの?」「~したいの?」
教師の観察力が大きく影響を及ぼす。
 急かせても答えは見えてこない。じっくりと見つめ、子どもの気持ちを探ろうとすることが大事。
 「何か困ったことはないかな?」「困っていることがあったらいつでも力になるよ。」と常に心を開いていることが、子どもの心を開くことになる。子どもは、話しても安心できる人にならば、重い口を開くこともある。「先生、悩んでいる私を見つけてよ。」とサインを送っている子どももいる。言えないからだめではない。こちらが見つける努力をしていれば、ちょっとした子どもの変化にも気づくようになる。これが教師のプロとしての観察力だ。

忘れないでいること

2008-09-12 | 育児
 願いを実現できない大きな理由の一つに願いを忘れてしまうことがある。自分が始めは強く願っていても、いろいろな困難にぶち当たったり、他の出来事に振り回されたりして、願いへの思いが段々弱くなり、忘れてしまう。意欲を持ち続けることはなかなか難しいものだ。
 授業も同じ。1時間の授業の始まりに授業のめあてや目標を確認しても、活動しているうちに忘れてしまうことも多い。めあては本時の課題になることが多い。
 1時間の中で話したり、聞いたり、書いたり、様々な活動をするときには、その活動に自分を向けている。そのため、授業の課題を忘れてしまう。これは自然な姿である。これを課題と結びつけるためには常に忘れないでいるための働きかけが必要となる。
・板書に課題を残しておく。
・活動中に課題とつながるような質問を投げかける。
・課題とつながる姿を見つけ、紹介する。
・課題とつながる活動ができたときに認め励ます。
 低学年の子どもほど、活動に夢中になると課題意識が薄れてしまう。常に教師は活動の様子を冷静に見つめながら、常に課題意識を持ち続ける立場でいなければならない。
(※課題にそって精一杯取り組む集団作りが前提となる。バラバラの動きをする集団では課題どころではない。)

挑戦し続ける

2008-09-11 | 育児
 足を止めるとほっとすることがある。今まで見えなかったものが見えるようになる。自分の進む方向を確認することができる。今までの歩みを振り返ることができる。前に進むエネルギーを補給する機会にもなる。
 決して諦めることなく、挑戦し続けるためにも時には足をとめる必要がある。自分で止められればよいのだが、なかなか自分で止められないのが我々だ。
 足を止めるきっかけは、子どもの反応をよく見ていると作ることができる。
・子どもの日記や記述の内容を読む
 自分の取り組みはこれでよかったかな?期待する反応と合っているかな?
・子どもの声に耳を傾ける
 あの子があんな言い方をするのは?あの声は一人だけなのだろうか?
・子どもの態度の変化に気を配る
 あんなことをする子じゃなかったのに。関わる人が変わってきた。
 何でこんなことをするのだろう?
 子どもは素直に反応してくれる。自分を映す鏡とはよく言ったものだ。思い通りにならないからと言っても、きっかけを作ったのは、こちらの働きかけ。子どもは我々の言動に反応しているだけ。我々の言動を変えると子どもの反応も変わってくる。ここがポイントとなる。挑戦し続けるためにも子どもから学ぶ姿勢を忘れないでいたい。

成果を求め続ける

2008-09-10 | 育児
 私たちは、努力した後、すぐに成果を求めたがる。1つの行動をすれば、その努力の結果、それなりの成果があるはずだと考えてしまう。また、そのように単純に考えた方が楽なのだ。
 そして、成果があがらないと、「やっぱりだめなんだ。」「努力しても仕方ないんだ。」などと諦めたり、自分を卑下したりすることがある。
 しかし、自分の考えた努力などは問題解決のほんの1つの取り組みなのだ。本当はその努力だけでは解決できないほど問題は複雑になっていることに私たちは、気づいていない。だから、成果を早々に求めてしまう。「これではうまくいかないな。」「もっとし続けないといけないかな?」「次はどんなことをすればいいのだろう。」と成果が上がるまで自分のすべき事を求め続けることが必要なのだ。成果は必ず上がると信じて努力し続けることなのだ。
 ジグソーパズルのように1つのピースをはめると次の可能性が広がってくる。求め続ける努力は、行動し続けるところから始まる。まずは、1ピースをはめた自分だと考えれば、悲観したり、卑下したりすることはない。次の手を考えよう。

問題を整理する

2008-09-09 | 育児
 混乱している中では何をしてもうまくいかないと感じてしまう。混乱を引き起こす原因にはいろいろあるが、今という状況から考えると見るもの、聞くもの、感じるもの全てが自分の思い通りになっていないようだ。
<見るもの>
・子どもの反応が思いとかけ離れている。
・子どもの周りの状態が乱れている。
・子どもが作り出したものが揃わずバラバラになっている。
できれば、目をつむり見たくない。
<聞くもの>
・子どもの声が騒がしく聞こえる。
・質問がやたらと多い。
・子どもの反応が揃わずバラバラになっている。
できれば、耳をふさぎたくなる。
<感じるもの>
・とげとげした感じがする。
・異様に体が熱く感じる。
・体のあちこちが反応している感じで落ち着かない。
できれば、この場から逃げ出したくなる。
こんな状況の中だから、何から手をつけてよいのか分からない。
 まずは、場所を変え、落ち着いた雰囲気の中で、自分の状況を十分に観察してみる。何に反応しているのだろうと冷静に考えてみると意外と見えてくるものだ。すべて一度に解消することはできない。見えてきたものを一つ一つ取り上げて、対策を練る。時間はかかるが、見通しがもてたり、自分の頑張りを見つけることができたりすることができる。行き詰まったときにこそ、冷静な自分が役に立つ。

思いを貫く行動

2008-09-08 | 育児
 思っていてもしないでいると願いは叶わない。思ったことを自分なりの行動の仕方でやってみることがとても力になる。行動したことで、新しい局面が生まれ、新たな課題が生まれたり、行動することで学びがあったりする。これは前進だ。
 「あの子が可哀想だ。」と思ったら、何ができるだろう。
・可哀想だと思っていることを周りの人に伝えること
・改善のための働きかけを本人にすること
・可哀想なことにしている周りを変える働きかけをすること
・改善のための働きかけを周りの人にすること
・いつでも関わりがもてるように見守ったり、傍にいたりすること
 自分でできること、関わる人ができること、人に働きかけをすることで自分の思いが伝わっていく。本気かどうかがこの行動でわかる。
 どんな行動をすればよいのかわからないから動けないこともある。これは、教えること。経験がなければ、いくら自分で考えなさいと言ってもできない。教えることで、動き出す。
 行動せず、傍観者になっている人が多くなっている。自分との関わりを考えず、他人事にしている。いずれは必ず自分に返ってくる問題であっても今関わりが薄ければ、影響がないと思ってしまう。
 仲間から疎遠になっている子どもを可哀想だと感じている子がいる。「今日休んだけど、どうしたんだろうね。誰か電話でもかけてくれるお友達はいないだろうか。」と独り言のようにその子に話す。行動するきっかけになれば嬉しい。

淡々と仕事をする

2008-09-08 | 育児
 仕事が多くなると,どうしても気が滅入ったり,やる気が失せたり,人に八つ当たりしたりとあまりよい状態にはならない。見方を変えて,「これだけ,自分に仕事が来るということは,私にその能力があるということなのだ。」などと言い聞かせることもできる。しかし,そんなに簡単に見方を変えることはできない。
 まずできることは,仕事の量を意識しないようにすることから始める。仕事の段取りを決め,仕事の内容に目を向ける。決めた仕事の手順に従って,淡々と仕事を進める。
 一つの仕事ができたら,「よく頑張った。」と自分を褒めてやろう。この頑張りがあれば,「次もできるはず。」と次の仕事を淡々と仕事を進めることができる。できたら,また「よく頑張った。」と自分をほめてやろう。言葉だけでは十分でない。ご褒美に「お茶でも一杯いかが?」と声をかけてやる。体は喜んでそれを受け入れる。
 仕事と自分を切り離して見ているもう一人の自分を登場させると仕事が違って見えてくる。
 他人に責任を転嫁することなく,自分の中で気持ちをコントロールできれば,こんなに幸せなことはない。人を傷つけることもなければ,仕事への不満ももたなくなる。何事も自分次第でどのようにでもなる。

叱った事で褒める

2008-09-06 | 育児
 子どもを叱ることは、いけないことだろうか?叱り方や何を叱るかということでその価値も違ってくる。
 叱るということは、子どもを何とかしたいという気持ちの表れ。その何とかしたいという気持ちが子どもを変える。つまり、子どものもっている可能性を信じているから叱ることができるということだ。
 だから、叱った後がとても大事になる。叱られた後、平気でいる子どもはいない。変化があるはず。その変化を見逃していることが一番問題。
 叱る側の願い通りにはならなくても、叱られたことに少しは努力しようとする子どもがいる。その変化を見過ごさず、努力として認め、励ますか、それとも叱り放しでいるかは、叱られた側にするとかなり大きな違いを感じることになる。
<努力を見られると>
・やってよかった。
・私でもやればできそうだ。
・私と向き合っていてくれるんだ。
・大事にされているんだ。
などの気持ちをもつことができる。
<叱り放しでいると>
・頑張ってもやり甲斐がない。
・せっかく頑張っているのに見てくれないの。
・何だ。自分の都合だけじゃないのか。
・私のことを本当に心配しているのではないのでは。
・どうせ、私なんか。
・やっぱりだめなんだ。
 こんな気持ちになる。
叱ったことから目を離さず、その後の変化を見届ける。叱った直後は、それほど気分がよいものではない。しかし、少しでも可能性が見つかれば、「叱ってよかった。」と気持ちを切り替えることができる。「よかった。あなたを信じてよかった。」「期待に応えてくれてありがとう。」・・・・こんな気持ちも沸いてくる。ここには、もう叱った時のあの顔の私ではない。子どもを微笑みながら、感謝の気持ちをもちながら見ている明るい顔で接している私がそこにいる。

寄り添う

2008-09-05 | 育児
 子どもが問題を起こしているときには、かなり感情も高ぶっている。こんな状態のときに相手の気持ちを聞き入れることはない。まずは、落ち着きを取り戻し、冷静な自分になるところまで感情をもっていくことが必要となる。傍に居ていろいろと話をしても逆効果。言葉に反応しているうちは感情は高ぶったまま。ここは黙って寄り添ってみる。難しい顔をせず、「安心していいんだよ。攻めたりしないし、ただあなたの傍であなたの気持ちが楽になるようにいたいだけだよ。」という思いで傍にいる。時には手を握ったり、肩を抱いたりしながら、落ち着いていく感覚を一緒に味わうようにする。「時間がかかるけれど、今この子を見捨てるわけにはいかない。」「仲間と一緒に頑張れるようにするには今しかない。」などと精一杯の思いをもちながらも冷静に対応する。必ずその気持ちは子どもに伝わっていく。落ち着いた気分で何も言わず、ただ呼吸を合わせ、表情から気持ちを読み取ろうと傍にいる。そうしているとかなり気持ちは落ち着いてくる。そして、傍にいることが心地よくなっていく。
 すると、感情が高ぶっているときとは違った言動が出てくる。ここに指導のチャンスがある。
「僕、勉強が嫌いだ。面白くない。」と突然、言葉を発した。
 そうか。面白くないんだ。だから、こんな問題を起こしたんだ。・・・これからどうしよう。子どもと一緒に次の行動を考えている自分がそこにいる。

子どもを使っていないか?

2008-09-04 | 育児
 子どもたちの考えや願い、思いをくみ取ることは、子どもを理解するだけでなく、子どもを生かすためにもとても大切なことだ。しかし、ひょっとするとその努力を欠き、自分がすべきことに振り回され、子どもをそのための道具のように扱っていることはないだろうか。
 「これは我慢しなさい。」「これは、こうしなさい。」「みんなに迷惑をかけるでしょ。」などと理屈を言いながらこどもを言い含めていることはないだろうか。
「本当に今我慢することなのだろうか。」「本当に今それをすべきことなのだろうか。」「本当に迷惑をかけることになるのだろうか。」と自分に問いかけながら、子どものことを本当に心配している自分が見つかるか、それとも自分の都合で話している自分が見つかるのかをじっくりと見つめてみたい。
 新学期が始まった今こそ、どこを見ているのかを探りたい。長い2学期を乗り切るためにも本気になって探りたい。行事に振り回されたり、仕事に振り回されたりしないためにも大切なことだ。

繰り返しの大切さ

2008-09-03 | 育児
 2学期がスムーズにスタートしただろうか。夏休み明けで,まだまだというところもあるだろう。
 席に着くことや話を聞くことから始めなければ,学習は成立しない。
 全員が揃うまでは,話をしないで待つ。ただ,黙って立っていては子どもは気付かない。子ども自身が自分の取組がよいか悪いかに気付くように注意をしたり,褒めたりすることは当然必要となる。子どもが無意識にできるようになるまで何度何度も働きかけることが必要となる。
 どうしてもできない子どもがいれば,必ず何か問題を抱えているはずだ。その問題と向き合うことも必要となる。
 子どもが「私のことをわかっていてくれる。」と思う所に教師が歩み寄らないと子どもにはこちらの願いが通じない。
 この2日間でも解決しようがなければ,保護者との連携を密にする必要がある。一人でも多くの人が関わることで,子どもの意識も「いつも見られている。」ということになり,少しずつ意識し始める。当然,保護者には,学校での頑張りを随時報告し,連携を深める。保護者からも褒められ,学校でも褒められるという体験を通して,子ども自身が学習姿勢をよくすることが自分にとってもいいことだと感じれば姿は変わっていく。
 それこそ,根気比べだ。繰り返しの重要性を十分つかみ,子どもにどうしてもこのことは伝えたいと強く思い続けることが子どもを変えていく。

頑張りましょう

2008-09-02 | 育児
 子どもを励ます言葉の中で「頑張りましょう。」はよく使う。ただ、この頑張るにもいろいろある。
・自分で頑張る。
・友だちと一緒に頑張る。
・友だちの姿を見て頑張る。
・友だちのために頑張る。
・友だちの見本となって頑張る。
 それぞれの頑張り方は違う。頑張りの方向がはっきりするとどのようにすればよいのかが、具体的に分かってくる。できることもあれば、できないこともある。無理をせずにできることもあれば、かなり無理をしなければできないこともある。「頑張りましょう。」の前に一言あるだけで、かなり楽になったり苦しくなったりする。子どもに頑張る方向を任せるのではなく、その子に合わせてどんな頑張りが適切なのか、負担が少なくて済むのか、やる気が出るのか等を考えながら話し方を変えてみたい。
 さて、2学期はどんな頑張りが増えるのだろう?楽しみだ。

新しい気分で

2008-09-01 | 育児
 2学期のスタートが始まる。子ども達と同様、新鮮な気持ちで迎えたい。
・子どもを見守る優しいまなざし
・子どもを迎え入れる明るい挨拶
・子どもの行動への細かな気遣い
 子どもたちは、1学期とは違う。夏休みを通して変化してきた子どもたちだ。
 その変化をプラスとして捉え、2学期の学級作りに生かそうとする前向きさが、子どもを生かすことになる。
 学校生活のリズムに慣れていないことだけに目を向けるのではなく、子どもの心を探る努力が必要だ。この時期に確実に子どもの心を掴むことが長い2学期をうまく作り上げるポイントとなる。
 支えなければならない子、自立心が高まってきた子、仲間との関わりに問題が生まれそうな子等様々な子どもに合わせて取り組みを作る必要がある。作品処理の忙しさに惑わされて子どもから目を離しては大変。子どもと一緒にいるときに、1学期とは違う変化した子どもをじっくりと見つめ、心を探る努力をしたい。