ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

お子様の幸せを願って、メール、スカイプでの相談、面談を行っています。是非ご利用ください。

後押し

2008-09-29 | 育児
 子どもを前に立たせてみる。避けたい、逃げたいの気持ちが自分の動きを決める。立ち止まって動かない。後ずさりする。子どもの気持ちが強く行動に表れる。立ち止まったり、後ずさりしているとき、教師の励ましや後押しが前に進む勇気を与えてくれることがある。
 「先生がついているから大丈夫だよ。」
 「後ろにいるから安心していいよ。」
 「ほら、前に素敵な姿が見えるでしょ。頑張ろうよ。」
 「もし、これができたら、あなたは変わるよ。まず、やってみよう。」
 「悩んでいる場合じゃないよ。やってみないと分からないよ。」
 「何事も挑戦だよ。やってみると可能性が出てくるよ。」
 「失敗しても大丈夫。ちゃんと次の手は考えてあるから。」
 「あなたの勇気があなたを変えるんだ。先生が見届けてあげるよ。」
 「あなたは、できる人だよ。だから、心配はいらないよ。」
不安や心配で一杯な子どもがそこにいる。崖から突き落とすのではなく、一人でいられない子どもの気持ちを察し、一緒に崖から飛び降りる覚悟があれば、その熱意が子どもに伝わる。言葉の中の熱意が子どもを動かす。そこにあるのは、愛だ。避けようとしている子どもの力が抜けていくのを感じたり、少し前向きになった表情を見つけたりできれば熱意が伝わった証拠だ。あと少しで前に動き出す。そんな手応えを感じながら、寄り添う。焦らず子どもに合わせて一歩一歩進む。前に立って引っ張っていると子どもが見えなくなる。そこには教師のエゴが見え隠れする。