ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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探り続ける

2008-09-15 | 育児
 不思議なことに「これは、どのように考えたらいいのだろう。」と探り続けると必ず、新しい考えが浮かんでくる。時間はかかるが何とか自分なりのものができあがる。それが正しいかどうかは別にして、必ず浮かんでくる。時にはふと目が覚めたときに浮かぶこともあれば、じっくり考えているときに浮かぶこともある。浮かび方はいろいろだ。
 これは私だけなのだろうか?そうではない。誰にもこんな経験はあるに違いない。
 だとすると、私たちは子どもたちに考えさせないで、「安易に考えを教えていることはないだろうか。」と振り返ることができる。考えが見つかるまで待つことが子どもの考える時間を作ることになる。
 すぐに諦めて人に聞きたがる子は、ひょっとしたら、考えることを面倒だと思っていないだろうか。しかし、そんな子どもにしたのは教師かもしれない。時間を与えないで、すぐに結論を与えている教師だとすれば、きっとこんな子どもを育てることになる。
 考えが浮かんだときのあの嬉しさ、喜びは誰もが一度は経験している。そんなことを考えると、探り続ける時間を子どもたちから奪っているとすれば、これは大変なことだ。
 自分で考える癖をつけさせることが私たちの大事な仕事のようにも思う。ある程度時間を作って子どもたちに「まずは、自分で考えて!」と言い、結論がでなければ、ヒントを与える。それでも考えつかないときに、仲間から学んだり、教師から学んだりできるようにする。「そうか。そう考えればいいのか。」・・・そんな子どもにしたい。探り続ける子どもにするには、教師の我慢強さも時には必要となる。