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オヤジのおもちゃ箱(スケール1:1)

「お金は無いけど、暇は有る」万年少年オヤジの車・バイクのプチ改造や昔の思い出、趣味などを綴ったページです。

MB R107 イグナイターの温度測定(その14:完結編ヒートシンク装着温度測定データまとめ)

2009年04月13日 | 

 イグナイターの発熱が気になって以来、このブログも14巻にも
 成ってしまいました。・・・かなりの引っ張りですね。。。(^_^;)

 実際には、温度計を製作したりとか ヒートシンク(放熱板)を取り付けたり
 計画やら準備やらでかなりの時間を割きました。
 ま、格好良く言えば 個人レベルですが ミニプロジェクト ですかね。。。

 能書きはさて置いて、ヒートシンク装着時の温度測定データをまとめました。

   

 なまデータは、上のような感じです。測定ポイントは48箇所となりました。
 前回が28箇所だったのですが 高速走行を実施して無くて
 市街地での走行のみで有ったためですね。
 結果については 当然コレでは良く解らないので・・・

   

 先週と同じようにグラフで表します。
 こちらも前回と同様に 外気温度の影響をカットしています。
 測定時の気温は、日中27℃~夕方で22℃程でした。

 ・・・これも ふーん。。。ですね (-_-)

 ここで解るのは、渋滞の時はメチャクチャ温度上昇が発生するのが解るくらい。
 で、前回測定したヒートシンクが無い場合の温度測定グラフと
 重ね合わせてみます。

   

 こんな感じとなりました。
 前回との走行条件が違っていた 「渋滞」と「高速走行」を除いた
 一般の市街地走行では、やはりヒートシンクの効果が有るようです。
 以下にコメントを箇条書きにしてみました。

 1,グラフからも観て採れますが、市街地走行時のヒートシンクの効果は
   有るようで、その効果は概ね 5℃~10℃ 程と思われます。
   適度なGO-STOPが続くこの条件では、ヒートシンクが効果を
   発揮しているようです。
   また、ヒートシンク有りの方が山谷の差がい大きいですね。
   これ、走行中の測定時にも感じたんですが 信号待ちで温度が上がり
   走行で温度が下がりますが、下がる時間がヒートシンク有りの方が
   早いんです。・・・この事からも冷却効果が効いているのが解ると思います。
 2,ヒートシンク有りの郊外走行と無しの高速走行での結果を見ると
   一定速度以上、一定時間以上の条件での連続走行ではその差は
   余り無いと言えそうです。
   これは、常に冷却風がエンジンルームへ入るので、ヒートシンクが
   無くても充分に冷却されるからと思われます。
 3,今回、ヒートシンク有りで渋滞の条件で測定が出来ました。
   結果としては、発熱45℃以上を記録し 真夏の炎天下の渋滞
   なんて条件を考えると、80℃以上に成ることは容易に想像出来
   いくらヒートシンクが有ってもヤバイって感じです。(>_<)
   これ、事前に想像していたようにエンジンルーム温度の上昇で
   イグナイターの冷却性能が阻害されるからと思います。
 4,ヒートシンクが無かった時の渋滞時の温度は・・・?
   これは、推察になりますが 有無の温度差 概ね5~10℃を仮定
   すると、気温35℃で、35+45+5~10 となり
   85~90℃以上 が、推定されます。
   真夏・日中・炎天下・渋滞・**時間・・・ってどうなるんだろ?
   ・・・これは、イグナイターにとってはかなりキビシイ条件ですね。
   実際、このブログで紹介した 不良イグナイターの分解を実施した時に
   内部の壁にへばりついている抵抗素子のファイバー保護チューブが
   きつね色に焼けていたって言うのが有って・・・納得。。(^_^;)

 総じて、ヒートシンク装着で冷却効果が一定条件下では有ることが
 確認出来ました。しかしながら気温30℃以上での渋滞走行では
 イグナイターに高温温度リスクが有るという結論です。
 電子部品への高温での性能低下・寿命低下の温度は、部品。種類によって
 異なりますが、個人的には 概ね80℃以上の温度雰囲気中ではちょいと
 ヤバイって思っています。

 イグナイター温度測定ブログは、今回で一応完結なのですが
 ここまでやって来て、知らなくて良い物を知ってしまった感じです。。。
 (^_^;)・・・本格的な夏が来る前には 続編が有るかも知れませんね。。。
 ・・・って、言うか 次のネタかも~ (ファンの取り付け・・・?)



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