イグナイターの発熱が気になって以来、このブログも14巻にも
成ってしまいました。・・・かなりの引っ張りですね。。。(^_^;)
実際には、温度計を製作したりとか ヒートシンク(放熱板)を取り付けたり
計画やら準備やらでかなりの時間を割きました。
ま、格好良く言えば 個人レベルですが ミニプロジェクト ですかね。。。
能書きはさて置いて、ヒートシンク装着時の温度測定データをまとめました。
なまデータは、上のような感じです。測定ポイントは48箇所となりました。
前回が28箇所だったのですが 高速走行を実施して無くて
市街地での走行のみで有ったためですね。
結果については 当然コレでは良く解らないので・・・
先週と同じようにグラフで表します。
こちらも前回と同様に 外気温度の影響をカットしています。
測定時の気温は、日中27℃~夕方で22℃程でした。
・・・これも ふーん。。。ですね (-_-)
ここで解るのは、渋滞の時はメチャクチャ温度上昇が発生するのが解るくらい。
で、前回測定したヒートシンクが無い場合の温度測定グラフと
重ね合わせてみます。
こんな感じとなりました。
前回との走行条件が違っていた 「渋滞」と「高速走行」を除いた
一般の市街地走行では、やはりヒートシンクの効果が有るようです。
以下にコメントを箇条書きにしてみました。
1,グラフからも観て採れますが、市街地走行時のヒートシンクの効果は
有るようで、その効果は概ね 5℃~10℃ 程と思われます。
適度なGO-STOPが続くこの条件では、ヒートシンクが効果を
発揮しているようです。
また、ヒートシンク有りの方が山谷の差がい大きいですね。
これ、走行中の測定時にも感じたんですが 信号待ちで温度が上がり
走行で温度が下がりますが、下がる時間がヒートシンク有りの方が
早いんです。・・・この事からも冷却効果が効いているのが解ると思います。
2,ヒートシンク有りの郊外走行と無しの高速走行での結果を見ると
一定速度以上、一定時間以上の条件での連続走行ではその差は
余り無いと言えそうです。
これは、常に冷却風がエンジンルームへ入るので、ヒートシンクが
無くても充分に冷却されるからと思われます。
3,今回、ヒートシンク有りで渋滞の条件で測定が出来ました。
結果としては、発熱45℃以上を記録し 真夏の炎天下の渋滞
なんて条件を考えると、80℃以上に成ることは容易に想像出来
いくらヒートシンクが有ってもヤバイって感じです。(>_<)
これ、事前に想像していたようにエンジンルーム温度の上昇で
イグナイターの冷却性能が阻害されるからと思います。
4,ヒートシンクが無かった時の渋滞時の温度は・・・?
これは、推察になりますが 有無の温度差 概ね5~10℃を仮定
すると、気温35℃で、35+45+5~10 となり
85~90℃以上 が、推定されます。
真夏・日中・炎天下・渋滞・**時間・・・ってどうなるんだろ?
・・・これは、イグナイターにとってはかなりキビシイ条件ですね。
実際、このブログで紹介した 不良イグナイターの分解を実施した時に
内部の壁にへばりついている抵抗素子のファイバー保護チューブが
きつね色に焼けていたって言うのが有って・・・納得。。(^_^;)
総じて、ヒートシンク装着で冷却効果が一定条件下では有ることが
確認出来ました。しかしながら気温30℃以上での渋滞走行では
イグナイターに高温温度リスクが有るという結論です。
電子部品への高温での性能低下・寿命低下の温度は、部品。種類によって
異なりますが、個人的には 概ね80℃以上の温度雰囲気中ではちょいと
ヤバイって思っています。
イグナイター温度測定ブログは、今回で一応完結なのですが
ここまでやって来て、知らなくて良い物を知ってしまった感じです。。。
(^_^;)・・・本格的な夏が来る前には 続編が有るかも知れませんね。。。
・・・って、言うか 次のネタかも~ (ファンの取り付け・・・?)
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