オートウィンドーの扉開検出でエーモン製マグネットスイッチを採用しますが
スイッチの容量は、0.25A(12V印加で3W)となっています。
一方、オートウィンドーユニット側の制御トリガー電流は不明ですが
ウィンドーモーターの駆動は、リレーを介して且つ中の基板を見る限り
大電流が流れるとは到底思えなく直接マグネットスイッチを結線しても
問題は無いかな?・・・なんて思います。
しかしながら僕の場合、「折角マグネットスイッチを取り付けるんで
他にも何か制御したいな」チューことで考えました。
僕のSLには、かなり以前にドアーエントランス部分にイルミネーション付の
シルプレートを取り付けていてプレートのLEDバックライト点灯の制御を
純正のドアスイッチで実施しています。ドアスイッチは、前にも言いましたが
左右ドアのor回路となっているので、片側のドアを開けると左右の
シルプレートが点灯してしまいます。片側のドアが閉まっている時は
全く無意味なことになってるんですね・・・(T_T)
てな事で、今回これの制御もマグネットスイッチでやっちゃおう
と言うことに・・・。
ドア開検知用マグネットスイッチに汎用性を持たせる事にし
先程のスイッチ電力容量の関係でリレーを噛ます事になりますが
市販しているポン付けのリレーは大体¥1000~2000程のお値段。
左右ドアで2個必要なので¥4000もの大枚が飛んでいくことになります。
「お金は無いが暇は有る・・・」のオヤジ少年としては自作かな。。。
で、思い立ったのがMOS-FETを使ったスイッチング回路(リレー)。
NチャンネルFETがストックで一杯持っていてこれを使う事に。
調査では、NタイプFETはアース制御とする事でベストフィット
と言うことで、アースコントロール用にリレーを自作します。
前置きが長くなりましたが、上の画像はストックのFETですがこれ
なんと制御容量60Aも有ります。(^_^)v
このFETこんなにちっこい。。。これで60Aも動かせるんですね。
12Vでは、720Wで100W電球7個が使えちゃいます。。すごい技術(^^)/
ザッと回路のポンチ絵を書いてみます。このFETは、スイッチングノイズなど
からの保護回路が既にパッケージに入っていてこのまま繋げれば
すぐにリレーとして使えます。500ΩとLEDは、ゲート側(トリガー)の
負荷で、トリガーON時のモニターとしても機能します。ドレインに
繋がっているのは、電流制御ダイオードで今回3系統を制御出来るようにし
それぞれの系に信号が回り込まないようにしています。で、破線の範囲を
汎用基板でパッケージングする設計です。
機械屋の僕でも出来ちゃう位、チョー簡単ですね・・・(^_^)v
これが2台分の部品。全てストック品で賄えました。目先費用:0円。
実際は、FETが一年以上前に入手していますが¥2~300位で
あとは数円の世界。基板は何かの作成の切れ端だし・・・。てなことで
コストは、1台¥500も掛かりません。(^_^)v
早速、製作です。汎用基板に部品をレイアウトします。
ハンダ固定。
省スペースのためFETはお寝んねして貰います。・・・で基板は終わり。
今回2台製作するので、一気に作っちゃいます。と、基板がちっこいんで
この方が基板の切り出しが楽になるんですね。。。(^_^)v
基板をカット。1台は線材も繋げてもうほぼ完成です。
・・・こんなにちっこい。。。
あ、アトムだ。。。洋製版アトム、観てみたいな。。。(^_^;)
配線が終わったところで、動作確認を実施します。
動いた、動いた。トリガー用のモニターLEDも光ってます。
こんな感じに2台完成~ (^^)/
このFETリレー、特にケースには入れずにハーネス配線の途中に
入れ込むつもりなので、ショート保護の為にシリコンを塗布します。
テープでグルグル巻きの刑でもOK。
シリコンが固まりました。
大きさは、3cmx1cmx1cm程。
仕上げで、制御側入力ケーブルに端子をカシメます。出力側(アース)と
トリガー入力は設置場所に合わせ込むってことでカシメ端子は現物合せで。
・・・完成 (^^)/
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配線が熱くなるのは流れる電流に比べて電線が細かったりとかに起きますが、キットの電線を使ってると思うので、接続が不安定になってるのでは?って思います。接続が首の皮一枚みたいに成ってると、動いたり動かなかったりとかの現象が出たり、接続不良での発熱も有ります。あと、制御ボックスのコネクタ接触不良も考えられるかなぁ・・・。これは、抜き差しをしてみて下さい。
多分、大元ラインと増設分岐ラインに電流制御ダイオードをつけて互いに干渉しないようにすれば他に影響はでないかも・・・です。実験してみます(^^)/