戦場

戦場で隠れる
積み上がった岩場のような所にいれば
見えないのでは？
窪みのところでやり過ごす

時々敵が数人でやって来るが
見つかりそうで見つからない

場所を微妙に変えながら
なんとか隠れられている

＊

自分の家を建てようとすると
ヤクザのボスで父？が
建ててくれるという

戦場を隔てる壁を越えて
すぐの広い敷地に
３階建ての木造をもう建てている途中

自分で好きな場所を見つけようと思っていたが
難有くもらうことにする

住むところのない仲間の男も
見つかるまで一緒に住もうと誘う

私：一緒でもいいし、離れを造ってもいいし
と説得すると男は承知する

＊

ソウル系の音楽をカセットデッキで
空のテープにダビングしようとするが
頭出しを間違えたり
何回もやり直して
最後は手動でなんとか誤魔化す

片面だけでも30分ほどあるだろうから
外に音が漏れないように
音量を消しても録音出来る？

テープを回した状態で
細長いデッキを右脇に挟んで家に入ると
それは何かと訝られる

父の好きな曲だと言うと
それはいいと父に褒められて
私は堂々とデッキを自分の部屋に置く
屋根裏部屋みたいなところ

＊

はしもとみおさん！が
タヌキのように太って醜い父を誘惑して
なにか積年の恨み？を果たそうとしているのを知り
天井の小さな四角い隠し扉から見て
止めようと思ったが
とても本気なのでそのままにする

父はライバルのヤクザの大ボスと
ベロンベロンに酔っ払う
母と止めても聞かない

部屋から出ると木造りの階段があり
慣れている父は身軽に跳ぶが
ライバルは勝手を知らないため
足を踏み外して、右胸から背中まで
杭のような形をした大きな木が刺さって即死

父：わしはここに慣れてるからな

これが相手側の組に知られたら
大事になるが
この家には万一のために
色々な場所にカメラがあり
録画しているため
故意にやったのではないと
証明してくれるだろう

ライバル自ら消えてくれるなんて
酔っているとはいえ
父の計算もあってか？