古民家みたいな小さな木造の1階
バンバンバザール(2人だけ)のライヴ後
私と母が最後まで会場に残っていたら
福島さん:この後、空いてますか?
とらしくない誘いを受けて驚いたが
ワクワクして
私:行きます!
と即答したはいいが
これから会社に行くことを思い出し
私:でも、会社が・・・
黒川さん:会社勤めなんだ
私:会社勤めですよー
母もなんだかんだと普通に喋っている
母:行って来ればいいじゃない
私は散々悩む
部屋の窓から外が見えて
通勤の男女が道路を歩いて
緑の生えた場所に消えていくのが見えて
申し訳なく思う
今ならギリ間に合うと思ったが9:20
始まるのは9時だから
私:もう過ぎてます
もういっか
こんな機会、滅多にないし
外に出ると
一緒にいた10代前半くらいの
男の子と女の子が
これから〇〇という
遊園地みたいな所に行くと言う
私:いいなあ どこにあるの?
男の子:(今いる道路の)ここの下
私:
そーなんだ!
私も今度行ってみる
悩んだ末に
私:
私、やっぱり会社に電話くらいは入れときます
今更だけど
道路を少し入った所に
小さな公衆電話があり
小銭を出そうとバッグや
財布の中をゴソゴソするが
1円や50円などばかり
福島さんがそれを見てすぐ
小銭を出して
福島さん:使いなよ
私:
あ、すいません!
後で返します
でも、なんて言おう・・・
私はウソが苦手で
会社を休む時の電話がとくに苦手


たとえ本当に具合が悪くても
あまり詳しく言わなくても
ただ「体調が悪いので」でいいか
にしても、普段、会社に電話することがないため
私:電話番号が分からない
またバッグや財布から
名刺などなにか出てこないかと
必死に探すが出てこない
福島さんと母を待たせていると思うと
余計に焦ってアタフタする
私:もーいーや と投げやりになる
無断欠勤などこれまで
一度もしたことがないが
会社よりもこんなレアな経験のほうが
よほど貴重だ
いつの間にか母も黒川さんもいなくて
私と福島さんの2人だけで
道路の端を黙って歩きだす
他に人気もなく
右側の道路は広い2車線
交通量も多め
晴れていい天気
私は何を話すのか分からず
一歩後ろをついていく
どこに行くかも分からないが
興味津々で楽しい気分
バンバンバザール(2人だけ)のライヴ後
私と母が最後まで会場に残っていたら
福島さん:この後、空いてますか?
とらしくない誘いを受けて驚いたが
ワクワクして
私:行きます!

と即答したはいいが
これから会社に行くことを思い出し
私:でも、会社が・・・
黒川さん:会社勤めなんだ
私:会社勤めですよー
母もなんだかんだと普通に喋っている
母:行って来ればいいじゃない
私は散々悩む
部屋の窓から外が見えて
通勤の男女が道路を歩いて
緑の生えた場所に消えていくのが見えて
申し訳なく思う
今ならギリ間に合うと思ったが9:20
始まるのは9時だから
私:もう過ぎてます

もういっか
こんな機会、滅多にないし
外に出ると
一緒にいた10代前半くらいの
男の子と女の子が
これから〇〇という
遊園地みたいな所に行くと言う
私:いいなあ どこにあるの?
男の子:(今いる道路の)ここの下
私:
そーなんだ!
私も今度行ってみる
悩んだ末に
私:
私、やっぱり会社に電話くらいは入れときます
今更だけど
道路を少し入った所に
小さな公衆電話があり
小銭を出そうとバッグや
財布の中をゴソゴソするが
1円や50円などばかり
福島さんがそれを見てすぐ
小銭を出して
福島さん:使いなよ
私:
あ、すいません!
後で返します
でも、なんて言おう・・・
私はウソが苦手で
会社を休む時の電話がとくに苦手



たとえ本当に具合が悪くても
あまり詳しく言わなくても
ただ「体調が悪いので」でいいか
にしても、普段、会社に電話することがないため
私:電話番号が分からない

またバッグや財布から
名刺などなにか出てこないかと
必死に探すが出てこない
福島さんと母を待たせていると思うと
余計に焦ってアタフタする

私:もーいーや と投げやりになる
無断欠勤などこれまで
一度もしたことがないが
会社よりもこんなレアな経験のほうが
よほど貴重だ
いつの間にか母も黒川さんもいなくて
私と福島さんの2人だけで
道路の端を黙って歩きだす
他に人気もなく
右側の道路は広い2車線
交通量も多め
晴れていい天気

私は何を話すのか分からず
一歩後ろをついていく
どこに行くかも分からないが
興味津々で楽しい気分