【part1】
昔住んでいたアパート。
真っ暗な1階で
シューシューと音がしているから
探してみると、
油がたくさん入ったフライパンが
火にかかたまま沸騰して危ない状態
慌てて火からおろして
ガスコンロの火を止めた。
灯りもついてないし、
母はどこに行ったんだろう?
********
母「さっき7000円で買ってたじゃない?
コレ、買っちゃった」
とジャケットを見せる。
明るい色のダウンジャケみたい。
結局、衝動買いで17000円も使ったらしい。
私「ちょっと丈が短くない?
私にさっき貸してくれた
ジャケの丈がこの辺だよ
(腰あたりまで隠れるくらい)」
母は水泳?を始めたという。
私「ウソ!?
バタフライとか難しいんじゃない?」
********
母が夕飯を作ってくれている。
いつも通り、たくさんのおかず。
私は料理する様子を眺めているのが好きだが、
自分は料理が得意じゃないから
手伝わないが、悪いなと思って、
私「なにか手伝うことある?」
母「いいよ」といつも通り言われる。
鍋の中では野菜を2種類ほど
皮がついたまま丸ごと煮ている(!)
私「これってゴボウ?」
母「○×だよ」
全然違っていて恥ずかしくなる。
テーブルの上に、たくさんのおかずが並ぶ。
作ったそばから大きなおにぎり
を
いっぱい食べてしまう。
「子どもの頃から当たり前のように
作ってもらってたけど、たくさんのおかずを
作るのって大変だよね。
人によっては、毎日、鶏の唐揚げとかで
太っちゃってる家族もいるけど」
なぜかしんみりしてしまう。
食卓につくと、私は誕生日席で
私の前だけ何もない。
「さっきまで食べてたゴハン
や
みそ汁あるんだけど・・・
」
遠くに見えてるのがそうかな?
********
食事の用意、食事中も
松ちゃんがドキュメンタリー風な
バラエティ番組を収録していて、
ウチの中に大勢のスタッフと共演者が
入ってきている(おじさん+少年)。
夕飯を一緒に食べたり、
勝手に遊び始めたりする。
屋根裏(食卓から見える)で
誰かとボールを投げあうゲームをして、
最初は打つつもりだったが、
天井が低くてぶつかるから止めた。
激しく動くたび下にゴミが落ちる。
私「コレって何かの番組なの?
」
兄らはモニターを見ているが
私「私は絶対見ない
」
********
お皿を洗ったり、拭いたりするのが
私と兄の担当だから(実際そうだった)
洗って、拭いているが
なかなかはかどらない。
松ちゃんらに
「手伝わないんですか?」
などとイヤミをゆって、
松ちゃんもスタッフも
お笑いの収録とはいえ
ふざけすぎたと反省の表情。
食卓の片付けをしていると、
テーブルの下にものすごいゴハンやらが
落ちていてビックリ
「ここで食べてたのって誰!?」
あの少年だと分かる。
少年は、収録後に今日の番組に
ついての感想を家族に聞いて
メモるのが決まり事らしく、
家の端でなにか書いている

私「食べ方が汚いよ~!
お口の筋肉をもっと使わないと
ボロボロこぼして、すごく汚かったよ」
と注意して、口元をつっつくと、
少年は恥ずかしそうに「うん」と言う。
********
父が駆け込んできて、
「オレの犬が死んだ」
と言って、何かの証明書?を持っている。
私「ウソでしょ!?
」
私は両手で口を覆うが
あまりにショックで
口があいたまま。
号泣しているのに
フシギと涙は出ない。
雑種の中型犬だったが、
友だちの犬と楽しそうに
じゃれ合っている姿が
映写機で映っているように
ずっと半透明に見えている。
【part2】
[登場人物]
主人公の女性A
母
父
弟
女友だちB
女友だちC
客数人
(みんなイタリア語っぽい言葉で話している。Aの家族と友人は日本人
イタリア映画みたいな雰囲気
AはB、Cらと避暑地の家で
夏を過ごすのが定番になっている。
父母、弟、知人も来ていて、
とにかくみんなで喋って、
食べて、踊ったりの繰り返しで
イタリア人?は陽気でパワフル
母は知人に、田舎に帰る時のお土産は
ワイン
がいいか、3種類くらいオススメを聞く。
互いに言葉は通じないが、
それぞれいろいろ話して
伝わっているような感覚。
最後の日。
Aは一人暮らしをはじめるために
家族に別れを告げる。
せっかく母が作ってくれた
手の込んだ朝食も
ちょっと食べただけで
「包んで持っていけば?」
「お腹空いてないの」
残された食事が寂しく映っている。
家族1人1人にキスの挨拶をして
みんな感極まり、言葉にならない。
友人は外までついてくるが
列車まで見送られるのは苦手
だからと、外で別れる。
その後、父母らもみな
この家から去る予定。
いろんな思い出がつまっていて、
家族の歴史を見てきた家も、
子どもたちの成長によって
不要になる。
昔住んでいたアパート。
真っ暗な1階で
シューシューと音がしているから
探してみると、
油がたくさん入ったフライパンが
火にかかたまま沸騰して危ない状態

慌てて火からおろして
ガスコンロの火を止めた。
灯りもついてないし、
母はどこに行ったんだろう?
********
母「さっき7000円で買ってたじゃない?
コレ、買っちゃった」
とジャケットを見せる。
明るい色のダウンジャケみたい。
結局、衝動買いで17000円も使ったらしい。
私「ちょっと丈が短くない?
私にさっき貸してくれた
ジャケの丈がこの辺だよ
(腰あたりまで隠れるくらい)」
母は水泳?を始めたという。
私「ウソ!?

バタフライとか難しいんじゃない?」
********
母が夕飯を作ってくれている。
いつも通り、たくさんのおかず。
私は料理する様子を眺めているのが好きだが、
自分は料理が得意じゃないから
手伝わないが、悪いなと思って、
私「なにか手伝うことある?」
母「いいよ」といつも通り言われる。
鍋の中では野菜を2種類ほど
皮がついたまま丸ごと煮ている(!)
私「これってゴボウ?」
母「○×だよ」
全然違っていて恥ずかしくなる。
テーブルの上に、たくさんのおかずが並ぶ。
作ったそばから大きなおにぎり

いっぱい食べてしまう。
「子どもの頃から当たり前のように
作ってもらってたけど、たくさんのおかずを
作るのって大変だよね。
人によっては、毎日、鶏の唐揚げとかで
太っちゃってる家族もいるけど」
なぜかしんみりしてしまう。
食卓につくと、私は誕生日席で
私の前だけ何もない。
「さっきまで食べてたゴハン

みそ汁あるんだけど・・・

遠くに見えてるのがそうかな?
********
食事の用意、食事中も
松ちゃんがドキュメンタリー風な
バラエティ番組を収録していて、
ウチの中に大勢のスタッフと共演者が
入ってきている(おじさん+少年)。
夕飯を一緒に食べたり、
勝手に遊び始めたりする。
屋根裏(食卓から見える)で
誰かとボールを投げあうゲームをして、
最初は打つつもりだったが、
天井が低くてぶつかるから止めた。
激しく動くたび下にゴミが落ちる。
私「コレって何かの番組なの?

兄らはモニターを見ているが
私「私は絶対見ない

********
お皿を洗ったり、拭いたりするのが
私と兄の担当だから(実際そうだった)
洗って、拭いているが
なかなかはかどらない。
松ちゃんらに
「手伝わないんですか?」
などとイヤミをゆって、
松ちゃんもスタッフも
お笑いの収録とはいえ
ふざけすぎたと反省の表情。
食卓の片付けをしていると、
テーブルの下にものすごいゴハンやらが
落ちていてビックリ

「ここで食べてたのって誰!?」
あの少年だと分かる。
少年は、収録後に今日の番組に
ついての感想を家族に聞いて
メモるのが決まり事らしく、
家の端でなにか書いている


私「食べ方が汚いよ~!
お口の筋肉をもっと使わないと
ボロボロこぼして、すごく汚かったよ」
と注意して、口元をつっつくと、
少年は恥ずかしそうに「うん」と言う。
********
父が駆け込んできて、
「オレの犬が死んだ」
と言って、何かの証明書?を持っている。
私「ウソでしょ!?

私は両手で口を覆うが
あまりにショックで
口があいたまま。
号泣しているのに
フシギと涙は出ない。
雑種の中型犬だったが、
友だちの犬と楽しそうに
じゃれ合っている姿が
映写機で映っているように
ずっと半透明に見えている。
【part2】
[登場人物]
主人公の女性A
母
父
弟
女友だちB
女友だちC
客数人
(みんなイタリア語っぽい言葉で話している。Aの家族と友人は日本人
イタリア映画みたいな雰囲気
AはB、Cらと避暑地の家で
夏を過ごすのが定番になっている。
父母、弟、知人も来ていて、
とにかくみんなで喋って、
食べて、踊ったりの繰り返しで
イタリア人?は陽気でパワフル

母は知人に、田舎に帰る時のお土産は
ワイン

互いに言葉は通じないが、
それぞれいろいろ話して
伝わっているような感覚。
最後の日。
Aは一人暮らしをはじめるために
家族に別れを告げる。
せっかく母が作ってくれた
手の込んだ朝食も
ちょっと食べただけで
「包んで持っていけば?」
「お腹空いてないの」
残された食事が寂しく映っている。
家族1人1人にキスの挨拶をして
みんな感極まり、言葉にならない。
友人は外までついてくるが
列車まで見送られるのは苦手
だからと、外で別れる。
その後、父母らもみな
この家から去る予定。
いろんな思い出がつまっていて、
家族の歴史を見てきた家も、
子どもたちの成長によって
不要になる。