今年もあとわずかになりました。厳しい一年でしたが、なんとか耐えてきましたね。みなさん、ほんとうにお疲れさまでした。
来年こそ、いい年になるといいですね……いい年にしましょう!
諸事に取り紛れてお知らせが遅れましたが、『サングラハ』の今年最後の号が出ています。
ぜひご覧ください。
目 次
■ 近況と所感 ……………………………………………………… 2
■ 六波羅蜜を学ぶ(4)…………………………………岡野守也… 4
■ コスモロジー心理学各論2
――窒素と私のつながりに気づく………岡野守也… 18
■ 痴呆、認知症そして老耄(認知障)(6) ……………大井玄…… 22
■ 仏弟子たちのことば(6) ……………………………羽矢辰夫… 32
■ 未来の世界国家 ……………………………………増田満…… 34
■ 国際比較で見る日本のコスモロジー崩壊(2)………三谷真介… 42
■ 講座・研究所案内………………………………………………… 46
■ 私の名詩選(73) 『万葉集』晩秋と初冬の歌……………………… 48
編集後記
今号、主幹の「六波羅蜜を学ぶ」では、般若経典が語る修行項目・忍辱が取り上げられています。現代の問題、特にコロナ禍で心が折れそうな状況も、忍辱=安忍が人生のベースになっていれば、確かに積極的に力強く耐えられるに違いありません。
コスモロジー心理学各論では、今回は窒素と私たちの根本的なつながりが語られています。外面世界における縁起の理法を、科学が明らかにしています。
大井先生のご連載は、今回はウィルスと人類の歴史の関係に関する特論ですが、とりわけ危機に対するリーダーシップのあり方が決定的に重要であることがわかります。
羽矢先生によるご連載は、仏教教団の発展の重要な契機となった仏弟子・ヤサについてです。
増田さんによるトインビーの大著の紹介は後編です。今後の人類の統合原理は仏教精神にあるという結論は、現在の状況を考えても説得力があります。
三谷によるWVS記事に関しては、調査主体提供の最新の調査データ(http://www.worldvaluessurvey.org/wvs.jsp)をぜひご参照ください。(編集担当)
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