中島京子の『長いお別れ』を読みました。
認知症を発症した父と家族との
10年に渡る「ながいお別れ」です。
最初は、「長いお別れ」と言えばチャンドラー でしょ!
と思っていたのですが、
マーロウの「長い間ご無沙汰」する感じと、
こちらの「長い時間をかけてお別れ」する感じは
だいぶ異なりますよね。
似て非なるもの、絶対的に。
難しいテーマに切り込んだなあと思いましたが、
各篇が軽妙なタッチで描かれていて、
さすがの中島京子です。
70代の母も、気もちがパワフルで読んでいて励まされる。
もちろん現実の日々は、辛く厳しいものだと思うけれど、
疲弊のリアルを描いて読者を疲弊させることが
小説の仕事ではないと、私は思う。
ふむふむ、ほうほう、と
軽快な文章と飄々とした人間臭さとで
素直に読み進められました。
とはいえ30代40代である三姉妹たちの家庭や仕事と、
実父の介護との距離感。
他人事だと思って読めない点も多々ありまして。
ドキッとしてグサっときたり。
ちょっと週末、ご機嫌伺に行こうかと思います。はい。
認知症を発症した父と家族との
10年に渡る「ながいお別れ」です。
最初は、「長いお別れ」と言えばチャンドラー でしょ!
と思っていたのですが、
マーロウの「長い間ご無沙汰」する感じと、
こちらの「長い時間をかけてお別れ」する感じは
だいぶ異なりますよね。
似て非なるもの、絶対的に。
難しいテーマに切り込んだなあと思いましたが、
各篇が軽妙なタッチで描かれていて、
さすがの中島京子です。
70代の母も、気もちがパワフルで読んでいて励まされる。
もちろん現実の日々は、辛く厳しいものだと思うけれど、
疲弊のリアルを描いて読者を疲弊させることが
小説の仕事ではないと、私は思う。
ふむふむ、ほうほう、と
軽快な文章と飄々とした人間臭さとで
素直に読み進められました。
とはいえ30代40代である三姉妹たちの家庭や仕事と、
実父の介護との距離感。
他人事だと思って読めない点も多々ありまして。
ドキッとしてグサっときたり。
ちょっと週末、ご機嫌伺に行こうかと思います。はい。
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