『遊覧日記』武田百合子
武田百合子は夫・武田泰淳が亡くなって久しく、
娘の花ちゃんも妙齢となり
ひとり悠々自適生活を送る年頃に。
そんな彼女が都内のあちこちをうろうろ遊覧したエッセイ。
超素敵。
『富士日記』での別邸生活に親しんだ口なので、
都内を歩き、描写する百合子氏は新鮮。
ほとんどの遊覧にH(娘の武田花氏)が同行しているのも
あの親子らしくて、とっても良い感じである。
内容は、本当に「うろうろしてる」という感じなのだけど、
さすがの武田百合子節である。
浅草でお風呂に入って天丼を食べるだけなのに、
読んでいて楽しい。
剥製屋に何度も通う姿も良い。
川沿いで桜を見ながらお酒を飲むのも、
ビアガーデンらしき屋上で飲んでいるのも、良い。
武田百合子になりたい。
この『遊覧日記』は、小原流機関紙『挿花』に
昭和61年の12カ月間に連載されたものらしいです。
武田百合子に連載を頼む華道団体…、
凄いな。うらやましいな!
武田百合子は夫・武田泰淳が亡くなって久しく、
娘の花ちゃんも妙齢となり
ひとり悠々自適生活を送る年頃に。
そんな彼女が都内のあちこちをうろうろ遊覧したエッセイ。
超素敵。
『富士日記』での別邸生活に親しんだ口なので、
都内を歩き、描写する百合子氏は新鮮。
ほとんどの遊覧にH(娘の武田花氏)が同行しているのも
あの親子らしくて、とっても良い感じである。
内容は、本当に「うろうろしてる」という感じなのだけど、
さすがの武田百合子節である。
浅草でお風呂に入って天丼を食べるだけなのに、
読んでいて楽しい。
剥製屋に何度も通う姿も良い。
川沿いで桜を見ながらお酒を飲むのも、
ビアガーデンらしき屋上で飲んでいるのも、良い。
武田百合子になりたい。
この『遊覧日記』は、小原流機関紙『挿花』に
昭和61年の12カ月間に連載されたものらしいです。
武田百合子に連載を頼む華道団体…、
凄いな。うらやましいな!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます