思惟石

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高木彬光『刺青殺人事件』

2020-10-26 17:04:25 | 日記
日本の探偵小説の三大名探偵は
明智小五郎、金田一耕助、神津恭介の3人らしい。

神津恭介…?

知らなかった…。

というわけで『刺青殺人事件』です。
作者・高木彬光のデビュー作でもあります。

というか、
高木氏、
デビュー作をまったく面識のない江戸川乱歩に持ち込みし、
お眼鏡になかって推薦されて出版にこぎつけたらしい。
本編よりもドラマチックだな!

いや、まあ、本編もおもしろく読みましたけど。

冒頭、刺青に関するうんちくがたっぷり(過剰)で
ちょっと戸惑いましたけど。

あまりにも神津恭介を知らなすぎて、
(御手洗潔と同じく天才タイプなので、登場が遅い)
松下研三(シリーズでのワトソン役)が出ると
「一皮むけてお前が神津になるのか?!」とか
松下くんの先輩・野上久が出ると
「お前の正体は神津か!?」とか
松下くんのお兄さん(警視庁捜査一課長)に
「お宅の部下に神津って人いませんか?」とか、
探偵探しで忙しかった笑

まあ、おもしろく読みました。

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