思惟石

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私の頭の中の穴

2015-03-16 12:03:14 | 日記
20代のころ、私は一度読んだ本の内容は忘れない
などという根拠のない自信を持っていました。

30代半ば現在、読みかけの本のしおりが落ちただけで
自分がどこまで読んでいたかあやふやになります。
読んだ端から記憶がこぼれていく!
脳ミソにでかい穴でも開いているんじゃなかろうか。

もしかしたら昔から安定して穴だらけの脳ミソ
だったのかもしれませんが、
現在の私がポンコツだということは確かです。

なにしろ2007年の読書メモを見返したところ
まったく記憶にない本が散見されるのです。
本当に、かけらも、記憶ない。
今、誰かに薦められたら、
読んだことないから読んでみるね。
って笑顔で言ってしまうくらい。
大丈夫か私の頭。

そんな欠片も記憶の無い本を
自分のポンコツ自覚記念にメモメモ。

「グッドラックららばい」 平 安寿子
メモに、コセコセした感じで読む楽しみが少ない。
と書いてあります。
コセコセってなんだよ。
それよりどういう話しかメモっておきなさいよ自分。

「その街の今は」柴崎友香
メモに、女性のセリフや心理描写がうまいとのことだったけど、
大阪弁でごまかしているだけ、とありました。
そんなキツイこと書かなくてもいいじゃないか。
大阪弁はずるいよなあと思ったことだけ思い出しましたけど。
ストーリー思い出せないけど。

「夏の約束」 藤野 千夜
こちらはあらすじもメモってありました。
キャンプに行く約束を果たそうとするニューハーフのたま代
って、1ミリも記憶にない。
さらに驚愕なのが、芥川賞受賞作品らしい。
らしいって。
過去の自分からの又聞きって、なかなか斬新な体験です。

「あなたの呼吸が止まるまで」 島本 理生
こちらもあらすじメモがありました。
うーむ、覚えてません。
舞踏家の父と娘の話しだそうです。
そういえば学生のころ大野親子の舞踏を観に行ったなあ。
車いすで踊る大野一雄は衝撃的だったなあ。
横浜まで出かけてよかったなあ。
あ、思考が旅に出てしまった。
記憶がザルな上に、集中力なさすぎ。
そういえばちょうど昨日「西巷説百物語」読んで
解説が島本理生だったんですよ。
この人の本、読んだことないから今度読んでみよう
なんて思ったですよ。
読んでたー。
8年も前に読んでたー。
ポンコツ!

続いてタイトルを見ても思い出せないけど、
あらすじを読んでいるうちに
なんとなくストーリーを思い出せた本たち。

「初秋」ロバート・パーカー
「料理長が多すぎる」レックス・スタウト
「死者の季節」デヴィッド・ヒューソン

邦訳ものですね。
タイトルがいまいちだったりするから
余計思い出しにくいのかもしれません。
と、誰かのせいにしてみる。

というわけで、結論として言えるのは
私の頭はポンコツ!ということと
読書メモは大事!ということです。
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