~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

18/12/12(水)厚生文教常任委員会でした🍀

2018年12月12日 | 議員
今日は、
議会で厚生文教常任委員会に付託された議案の審議がありました。


はじめに、
●議案第51号について
平成22年度以前の病院事業会計の未収金について、今後、権利を放棄するというもの。

(質問)本人死亡の場合の法定相続人への連絡、所在不明の根拠、遠方者への連絡の有無
➡少額の場合、事務経費の方が高くなるので、法定相続人の調査はしていない。
所在不明というのは、督促状が戻ってきて、電話が繋がらない人。
遠方の方は、未収金より交通費が高くなるので、電話のみ。近隣の方は、電話以外に家庭訪問している。

(質問)受診日が不明とは?
➡仮払金の領収書が保管されておらず、受診日が特定できない。領収書は、いつの段階からないのか、わからない。

さらに、「後日、当時の担当の職員に改めて聞き取りするのは、可能か」など、他の質問が、続いたあと、
議決の前に、渡辺議員から、
このまま権利を放棄するのは納得がいかないということで「継続審議」の動議が出されました。

すぐ賛否が問われたのですが、
動議に賛成したのは、
渡辺議員、河合議員、浅井の3人で
賛否同数になるため、
委員長が反対票を投じ、
動議は否決されました。

続いて、議案の採決となりましたが、
賛否同数で、また委員長の賛成票で、
議案は委員会では賛成多数となりました。
予測できる結果でしたが、残念です。

担当職員のみなさんは、
たまたま今、その職務にあって、
自分のやったことではないことについての謝罪や説明をしなければならず、
心穏やかではないと思いますが、
預かっているお金は公金であり、
不正があって補填されるお金もまた、公金であるわけで、
「1円も無駄にしない」気持ちを、再確認してほしいと思いました。

あとは、
たんぽぽ園の指定管理に関して、
●建物が老朽化しているので、安全対策を視野に入れるべき。
●指定管理の事業者がかわっても、子どもたちが慣れ親しんでいる先生方は、継続してもらえるのか?
●開所の時間や療法なども、今のままで行えるのか?
●通っている子や保護者が安心できるせつめいをしてほしい。

など、たくさん質問や意見が出されましたが、
こども家庭課としても、
今後の引き継ぎに際し、
力を入れていく、という答弁をいただきました。
 
教育委員会からは、
今年度行われた、「全国学力・学習状況調査」の結果と分析の報告がありました。
ホームページにも掲載されるそうです。

私は、
学力の結果より、
教育委員会の対応が気になりました。
たとえば、




「学力の向上のために」「学習習慣の確立」「教育委員会の取り組み」といった対応は、
学校の側からの意見であり、
家庭の中でのさまざなしんどさや、
個々の子どもたちが抱える生きづらさへの「ともに」という姿勢が感じられないと思いました。
 
家庭や地域との連携と言うならば、
家庭や地域の期待や要望、
そして子どもたちの声にも応える、
双方向の協力であることが必要ではないかと思うのです。

いくつか質問しましたが、
噛み合わないなあと感じました。
「子どもたちはできている」→「だから、いい」ではないし、
「子どもたちができない」→「だから、すぐ対策が必要」ではない、ということです。
「できている」→「納得している、理解している」とは限らないということ、
「今はできていない」→「きっかけがあればできる」かもしれない、ということだと思うのです。

さまざまな状況を、ケースバイケースで捉える力は、
子どもたちが教えてくれる力です。

研修よりも、
一人一人の子どもたちとどう向き合うかを、
子どもたちと考える実践を積んでほしいと思いました。