~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

18/11/28(水)「舞小えほんの部屋」から

2018年11月28日 | 教育
小学校で月に2回、1年生~3年生までの朝の会で、
絵本の読み聞かせをしています。

娘たちが通った舞小学校で、
もう20年以上続いているサークルです。

読み聞かせのほかに、
年に1回、
ペープサートや人形劇の製作をして、
上演しています。


今日の放課後が、その本番で、
1年から6年まで、
40人近い子どもたちが見に来てくれました。

20年間、子どもたちのようすを見てきて感じるのは、
見えないものを「感じる」「想像する」チカラが低下しているなあということ。

主人公が寝ている場面で「目、開いてるし」
じゃんけんの場面で「みんな、パーやん」
餅を食べる場面で「食べてないやん」
……
という声が聞こえてきます。

人形劇に限らず、舞台劇では、
映画やアニメと違い、
「見立て」が必要です。

「目が開いていても、眠っている」
「みんな、パーの手だけど、じゃんけんしてる」
「食べてもなくならないけど、食べてる」場面を「想像する」チカラです。
そう見えなくても、
せめて、
「ここでは、そういうことになってるんだな」と理解する体験をしてほしいなあ。

折り紙などで、ねこやウサギを作っても、
「目がないやん」と言われることも増えました。

これでいいのか?という素朴な疑問があります。

相手の気持ちを想像する、
自分だったらどうするだろうと考える……
そんなことが、とても難しくなりつつあるように感じます。

乳幼児期に必要な体験を、
もっと家庭と保育の現場で共有することとともに、
雲や葉っぱを見ながら、
「何に見える?」というような、
日常の体験の積み重ねの大切さを、
微力ながら伝えていきたいと思いました。