素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

サッカー場の広さは

2022年11月25日 | 日記
 野球場よりも規定に幅があるのがサッカー場の広さである。日本サッカー協会(JFA)の競技規則に定められているフィールドの大きさは、
縦幅が90~120m、横幅が45~90mとなっている。国際試合などを行う厳密なサッカーフィールドでは縦幅100~110m、横幅64~75mとなる。さらに厳密にいうならば、105m×68mが一般的になっている。


 この105m×68mがを取ることが出来る運動場を持つ学校はない。サッカー部の顧問として最初から終わりまで一貫して思っていたことは、条件の良いグランドで練習や試合を思いっきりさせてあげたいということだった。

 例えば、2番目に赴任した枚方二中は、すり鉢の底のような敷地にあり、グランドはすこぶる狭かった。横の長さがギリギリ45mで、縦の長さは70mも取れなかったので試合をするコートができなかった。欠かすことのできないゴール、ゴールエリア、ペナルティーエリアで横幅は40.32mを取るので両サイド合わせて45mー40.32m=4.68mしか残らない。2m余りのスペースではサイド攻撃の感覚は身につかないし、コーナーキックの感覚も狂う。3年間狭いピッチで練習してくるとキック力、走力などが自然と身につかない。時々河川敷のグランドを借りて補ったが限度があった。

 次に勤務した招堤中のグランドを見た時、広さだけで嬉しくなった。念願の横幅が60m取れたのだ。しかし、縦は88mと90m以上が取れなかった。それでも自分の学校にコートを作り、試合が出来るというのは喜びであった。

 印象に残っている学校では住道中。横が65mぐらいあったが、縦が80mに満たなかったと思う。初めて行った時正方形に見えた。大東市の中では強豪だったのでよく会場校になったが、中盤のない独特なサッカーになり苦労した。

 中学校レベルでは、広さの他に、野球のマウンドも頭痛の種だった。どの学校でもペナルティーエリアの角ぐらいになることが多く、攻防の一番大事な場面で高低差に気づかず転んだりしてしまうことが多々あった。危険でもあるし勝負の行方を左右するので会場校になると気を遣ったものだ。

 市内に2カ所ぐらい、のびのび使える105m×8mnoサッカー専用グランドがあればと夢見てきた。そういう環境が整えばもっとサッカー文化は豊かになるだろう。夢のまた夢かな。


 
コメント
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