素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

家康はヽ〔゜Д゜〕丿スゴイ

2015年11月10日 | 日記
 今日の『尾上松也の古地図で謎解き・にっぽん探究』は日本橋界隈を探訪しながら、家康の壮大な江戸の町づくりの話だった。日本の歴史を地形から読み解いている竹村公太郎さんの著書や定期購読を始めた『江戸三百藩』などから得ている知識を補完してもらった。今の東京の姿と古地図とを重ね合わせて見るとその先見性に驚かされた。秀吉も凄いと思ったが家康はそれ以上にヽ〔゜Д゜〕丿スゴイである。

 家康は入府すると、城のことよりも城下の基盤整備を優先させている。道三堀、小名木川、新川の3本の運河を堀削することで江戸が物流拠点として発達する可能性を高めた。描いた通りになったことは日本橋界隈を探訪する映像からビンビン伝わってきた。60年がかりで成し遂げられた「利根川東遷」の事業も一石三鳥の値打ちのあるものだった。

 京都や大阪の碁盤の目に慣れている私にとって、東京の放射線状に延びる町割りには一番苦労する。その基礎も「の」の字に堀割で無限の発展を図った家康の先見性にあった。

 五街道の整備も非常によく考えられていると感心した。日本橋を起点とした路程図には驚いた。その中で甲州街道の果たす役割が興味深かった。竹内さんも江戸城を中心にした古地図をもとに解説しているがよく考えられている。家康を取り巻くブレーンの力は相当のものだとあらためて思った次第。

 
コメント
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