コシロノセンダングサは、コセンダングサの変種で、中部以西に広く分布する北アメリカ原産の帰化植物です。
明確な違いは、コセンダングサが筒状花のみの貧相な花なのに対して、コシロノセンダングサの花が
筒状花の周りに4~6枚の白い舌状花をやや不規則に付けている点です。
この様な変異が突然変異なのか、交雑によるものなのかは不明確ですが、生息環境には明らかな違いがあり、
コセンダングサが比較的、痩せた土地に育つのに対して、コシロノセンダングサはやや肥沃な土地を
選ぶようです。
沖縄や四国の南岸にはシロノセンダングサというこれより少し大きな花を咲かせるものがありますが、
これは園芸種が逸出して野生化したものです。
コシロノセンダングサ<キク科 センダングサ属> 別名シロバナセンダングサ
やや不規則に並んだ舌状花には独特の趣があります
人知れず咲く小さな可愛い花・・・
私はこの花の持つ雰囲気と「コシロノセンダングサ」という名前の響きが好きです。