山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ホシゴイ(星五位)

2012-10-29 21:52:43 | Weblog

城陽市の木津川東岸、あらす(荒洲)の用水路で見かけた鷺の仲間です。

黒褐色に黄白色の斑点がある ことから、ホシゴイ(星五位)と呼ばれていますが、

実はゴイサギ(五位鷺)の幼鳥。

午後3時頃に撮影したものですが、夜行性で、夕方になると彩食場へ向かい、魚や

ザリガニを捕えて食べています。カラスに似た声で鳴くため、ヨガラスの別名で呼ばれる

こともあります。

ゴイサギ幼鳥 <コウノトリ目 サギ科>

ホシゴイ(星五位)

 

 

 

 


 

 


 

 

  

 

 

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ノビタキ(野鶲)?

2012-10-27 18:11:30 | Weblog

まだ刈り取りが行われていない稲田の、稲の間から長く伸びた雑草に1羽の見慣れない鳥が

止まっていました。

少し距離がありましたが、せっかくのモデルさんを逃す手はありません。

全体の雰囲気から見ると、スズメではなさそうです。で、何かと申しますと・・・

遠い上に、一方向からの撮影で少し難しいのですが

高い草の上でさえずる習性や、オレンジ色の胸などから判断すると、本州では夏鳥として

高原などで見られるノビタキ(野鶲)と同定致しましたが、さてどうでしょうか?

本来、本州の暖地の平野部では見られないはずの鳥ですが、今は渡りの途中で、我が

城陽市に立ち寄ったに違いありません。

ノビタキ

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コセンダングサの銅葉

2012-10-25 22:25:16 | 双子葉離弁花

ヌスビトハギと共に悪名高き「ひっつき虫」のコセンダングサです。

このように赤く紅葉したものを「銅葉」と呼んでいますが、今年はこのように全体が鮮やかに

紅葉したものが多く見られるようです。夏の猛暑の影響で今年の紅葉は鮮やかだろうとの予想

ですが、色んな植物に同じような現象が現れているのは興味深いことです。

コセンダングサ <キク科 センダングサ属>  1年草

コセンダングサ

 

 

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モズ(百舌鳥)の高鳴き

2012-10-22 17:17:35 | Weblog

 近くの農地の周辺ではモズの高鳴きが聞かれるようになりました。

キィー・・・ キュン キリッキキ という朝の冷たい空気を切り裂くようなあの声を聞くと

「ああ、秋なんだな~」という気がしてきます。

何によって秋の到来を感じるかは、その人によって違うのでしょうが

まあ、京都とは言ってもやや中途半端に田舎の我が城陽市ではこの鳥がいち早く

秋の到来を告げているように思います。

一方、紅葉のほうはどうかと言えば、仕事で毎日走っている高速道路の両サイドの木々を

見ていると、桜、花水木、ドウダンツツジといった、比較的に早く紅葉の始まるものから

徐々に色づいてきています。

しかし、本格的な紅葉にはまだ少し間がありそうで、次の週末は里山へセンブリやリンドウ

など、秋の花を探しに出かけてみようかと考えています。

モズ <スズメ目 モズ科> 留鳥 または 漂鳥

色んな鳥の声を真似するので、漢字では「百舌」と現します。

繁殖期以外は単独で行動し、この時期は高い木の梢などに止まり縄張り宣言の

高鳴きをします。

獲物を小枝などに突き刺す「はやにえ」の行動はこの時期に多く見られますが

保存食というよりは、縄張りを示す標識のようなものなのか?

これまで再食している姿を見たことがありません。








 

 

 

  























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奈良井宿

2012-10-19 18:28:35 | Weblog

甲武信岳登山の帰りに立ち寄った中山道(木曽路)の「奈良井宿」です。

奈良井宿は江戸時代に栄えた中山道六十九次の34番目の宿場ですが、約1Kmの

区間に今でも当時の宿場町の面影を濃く残しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 











 

 

信州の郷土料理「おやき」を売っている店の看板です

”てずから”という他所者には少々気になる書き方ですが、手作りの意味だそうです。









 





  大宝寺という曹洞宗のお寺の庭に祀られている「マリア地蔵尊」、よく見ると地蔵尊の抱く

嬰児が手にする蓮華の先が十字状になっているところから、地蔵尊を装ったマリア像では

ないかと言われています。

木曽路にも隠れキリシタンの歴史があったようですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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イボクサ(疣草)

2012-10-01 21:30:52 | 単子葉類

今日から10月が始まりました。

台風一過で爽やかな秋空が見られるかな~と思っていたら、台風の置き土産と言うんでしょうか?

曇り空と時折の小雨・・・今一つすっきりとしない天気の一日でした。

南の海上には既に台風19号が発生しているようで、今週末からの天気が少し気になるところです。

 

さて、今日の画像はツユクサの仲間で、水田の害草のひとつイボクサです。

こういった農業雑草の多くは帰化植物が多いのですが、東アジア全体に広く分布する

植物で、特に外国から渡来したという記録もないところを見ると、在来種かもしくは

史前帰化植物と考えられます。

 

茎は最初、斜めに立ち上がりますが、生長するにしたがって横に伸び、節から根を出して

よく枝分かれし、大きな群落を作ることから、水田での除草が困難な植物といえます。

しかし、こうして見ると米を作る人にとって邪魔者以外の何物でもない害草とはいえ、

花は中々可憐です。

 

9月中旬頃から茎の先や葉の腋に細い花柄を出し、径8㍉程の淡紅色の花を開きます。

和名のイボクサは”疣取り草”の意味で、民間の言い伝えでは、汁を塗ると疣が取れると

いうことのようですが、実際にはそのような薬効は知られていないようです。

イボクサ <ツユクサ科 イボクサ属> 1年草 

イボクサ

 

 

 

 

 

 






イボクサ

 

 

 

 

 

 

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