山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

竜王の滝

2012-07-30 21:53:16 | Weblog

今日の京都府の最高気温は京都市内で摂氏37℃でした。

このところ、35℃越えは当たり前といった感じで過ごしていますが、慣れというのは

恐ろしいもので、中東のドバイあたりの気温と同じかと思うと、これは凄いことです。

こんなに熱いときはエアコンの利いた涼しい部屋で、オリンピックや高校野球の熱いゲームを

見ながら過ごそうかという人が多いのかな~と勝手に考えていますが・・・・しかし

これからも続きそうな暑さを考えると、体を暑さに慣らすことも必要で、少し暑さが和らぐ

4時頃からウォーキングコースを歩いてみたりしてはどうでしょうか?

少し話は変わりますが、蒸し風呂と形容される京都市内でもかなり涼しい場所があります。

左京区の貴船神社では日中の熱い時でも外気温は28℃位で、快適な散策ができます。

屋外=熱い・・・ではないですね。

冷たい水が勢いよく流れる貴船川と森林の相乗効果なのかもしれません。

さて、今日の画像ですが、京都府綴喜郡井手町の万灯呂山にある「竜王の滝」です。

昼なお暗い谷間、巨大な岩盤を切り裂くように流れ落ちる滝、そこに差しこむ太陽の光

それらが一体となって、絶妙なコントラストを醸し出しています。

落差15㍍ほど小さい滝ですが、中々綺麗な滝です。

竜王の滝

















竜王の滝















竜王の滝















竜王の滝

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有王の里 岩壺

2012-07-29 18:37:17 | Weblog

国道24号線の京都府綴喜郡井手町から和束町に抜ける玉川沿いの林道(府道321号)を

車で5~6分走ったところのガードレールに「名勝 有王の里 岩壺」という気になる標識が

貼られています。

車を止めて、道路下7~8㍍の玉川を覗いてみると、確かに五衛門風呂のように、流れに

川底がえぐられた様な場所があります。

中間までは降りられるように石段が設けられていますが、普通、この滝を下流から眺めることは

できません。今回はロープを使って川床の岩まで下降しての撮影です。

近くにキイロスズメバチの巣があるのか、時折、パトロールの蜂が付きまとってくるので、少々

ヒヤヒヤしながらの撮影でした。

”名勝”と呼ぶには少し迫力不足の気がしますが、周囲の情景とのバランスは中々のものです。

尚、有王の里はこの滝の少し上流にある集落の名前。岩壺は「滝壺」と呼ぶには

”滝”の存在感がすこし薄いせいでしょうか?

有王の里 岩壺

















有王の里 岩壺

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南山城 不動の滝

2012-07-28 22:52:23 | Weblog

京都府相楽郡南山城村の奥、童仙房地区の更に山奥の谷間にひっそりと佇む

名滝「不動の滝」です。

茹だるような暑さの今日この頃ですが、ここ丈は清涼感に満ちた全くの別天地

川床は赤色を帯びた固い花崗岩に覆われ、この落差20㍍の滝も赤みを帯びています。

不動滝の名は不動明王信仰によって各地に多く存在しますが、赤みを帯びた独特の

趣は”赤不動”とでも呼びたくなるような雰囲気を醸しています。

所謂、水に磨かれた「ナメ滝」で、そのナメが素晴らしく、正に天然の芸術品。

交通の便があまり良くないこともあり、滝の愛好者以外はあまり訪れることのない滝ですが

とっておきの”涼スポット”です。

 

 

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ツユクサの二輪咲き

2012-07-27 17:37:48 | 単子葉類

このところ、7月22日を過ぎてからというもの京都府の最高気温は摂氏30度を下回ったことが

ありませんが、昨日はとうとう36.1度を記録したそうです。

本日は更にそれを上回り、隣町の京田辺市で37.2度、これでも全国的なランキングでは

第9位だそうで、全国1位の岐阜県多治見市では何と38.5度を記録しています。

正に「茹だるような暑さ」とはこのことでしょう。

さて、画像は涼しげな青い花をつけたツユクサです。

花は2枚の緑色の二枚貝のような苞葉に挟まれるように開きますが、苞葉の中には

普通3~4個の蕾があって、上のものから順次咲きます。

しかし、この画像の様に、一番目の花が開花すると同時に二番目の花が開花するものが

稀に見られます。

俗に「二輪咲き」と呼ばれているようですが、四つ葉のクローバーに比べるとかなりの確率

で見られますので、群生している場所があれば一度、探してみてください。

猛暑との関係は分かりませんが、今年は少し多く見られるようです。 

ツユクサ















ツユクサ

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メハジキ(目弾き)

2012-07-23 18:26:36 | 双子葉合弁花

メハジキは夏の木津川河川敷で比較的、よく目に付く植物の一つです。

分類上はシソ科に属していますが、シソ科には珍しく、茎葉はヨモギのように深く3裂して

十字対生となっています。

和名は「目弾き」で、昔、子供達が茎を短く切ったものを上下の瞼で挟み、目を閉じて遠くへ

飛ばして遊んだことから来ているようですが、この遊びかたについて確信的に述べた資料が

見当たらないので、実のところ私にも良く分かりません。

 地上部を乾燥させたものは漢方生薬名でヤクモソウ(益母草)と呼び、産後の止血や体力

低下の改善、利尿、子宮の収縮などに効果がある婦人薬として用いられます。

種類としては、メハジキの他にホソバメハジキと帰化植物のセイヨウメハジキなどがありますが

画像のものは、恐らくセイヨウメハジキだと思います。

メハジキ <シソ科 メハジキ属> 越年性2年草 

メハジキ















メハジキ

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ナツツバキ(夏椿)

2012-07-18 23:07:39 | 被子植物離弁花

どうも被写体となる花とレンズの間に何かの枝があって画像に被っているようですが

ツバキ科の落葉樹で、夏に花を咲かせるナツツバキです。

ツバキ科の樹木では少数派の落葉樹ですが、花冠や多数ある雄蕊が基部で合着するなど

ツバキの花の特徴を備えています。

別名をシャラノキ(沙羅の木)とも呼び、寺院では仏教三聖木の一つ「沙羅双樹」として

植えられることもありますが、お釈迦様が亡くなられた時に傍らに生えていたとされる四対の

沙羅双樹はフタバガキ科の蔓性熱帯植物で、日本では自生できない全く別の植物です。

ナツツバキ

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ミゾホウズキ(溝酸漿)

2012-07-17 22:30:53 | 双子葉合弁花

長野県や岐阜県の山地で渓流沿いに小群落が見られるゴマノハグサ科の多年草です。

画像のものは、近くの野外活動センター内にある渓流で見つけました。

思ったより標高の低い場所にも適応しているようです。

和名は「溝に生えて、果実がホウズキに似る」・・・だそうですが、果実は見ていません。

ミゾホウズキ <ゴマノハグサ科 ミゾホウズキ属>  多年草

ミゾホウズキ

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ガマとコガマ

2012-07-16 11:37:31 | 単子葉類

さて、このところ旅行のレポートに終始していますので、今日は少し話題を変えたいと思います。

TVの天気予報では今日の京都府南部地方の最高気温予想は凡そ34℃だそうです。

これで梅雨も明けたのかなぁ~と思うと、そうではなくて梅雨明けはもう少し先だとか・・・

また蒸し暑い1週間が始まるのかと思うと少々うんざりです。

ところで、梅雨の終わり頃、木津川周辺の農地で休耕田に姿を見せるのがこれです。

ガマ(蒲)と呼ばれているものですが、この茶色くてソーセージの様な部分が雌花で、その上に

ヒョロヒョロと貧相に伸びているのが雄花です。

この植物、これと言った使い道は無さそうですが、生け花のアレンジなどに使ってみると

中々面白いのではないかと思います。

ガマ <ガマ科 ガマ属>  多年草

ガマ















ガマ















休耕田で見られるガマでもう一種、これは全体に小型で葉も細いコガマ呼ばれる種類です。

これと良く似たガマ科の植物で、ヒメガマというのがありますが、ヒメガマは沿海地方の

湿地に多い種類で、雄花序が太く、雌花序との間に数㌢茎の露出した部分があることで

見分けられます。イメージ的にはソーセージ2本を串刺しにした様な形を想像して頂ければ

いいかと思います。

コガマ <ガマ科 ガマ属> 多年草

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レッターハート

2012-07-12 22:28:20 | Weblog

スロベニアのポストイナ鍾乳洞近くのお土産屋さんで見付けた1品です。

スロベニアを訪れた人が土産屋さんで見る謎の物体?名前を「レッターハート」と呼びます。

小麦粉をベースに蜂蜜とシナモンを加えて練り込んだものを1週間ほど寝かせ、型に入れて

焼き、さらに赤い色素で着色した上、砂糖でデコレーションしたものです。

一応、スイーツとして食べることも可能ですが、固くて「100年壊れない」ことから転じて、

「永遠に変わらぬ愛」を意味し、昔のスロベニアでは愛の告白に使われていました。

現在では、結婚式や祝い事の席などで気軽に出席者に配られているそうです。

ここでの価格は1個5ユーロ(約500円) 、色が綺麗なのでつい衝動買いしてしまいました

レッターハート













このお店では他にもコップ、ティーポット、ランプなど様々のハートグッズを売っていました

 

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