山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ヤブツバキ(薮椿)

2013-12-31 16:42:07 | 被子植物離弁花

近くの氏神社、水主神社境内の薮椿が咲き始めました。

城陽市やその周辺で、この花が咲きだすのは概ね1月の下旬なのですが、ここでの開花は

毎年12月末と少し早目。

同じくツバキ科のサザンカの花がピークを過ぎた今頃から、まるでバトンタッチでもするかのように

咲き始めるこの花は、花の少ない冬期に私達の目を楽しませてくれる貴重な存在です。

 

ヤブツバキ<ツバキ科 ツバキ属>  常緑高木

日本国内に自生するツバキのほとんどはこのヤブツバキとその変種で、本来、単にツバキと言えば

本種を指しますが、これを原種として200種類以上の園芸種が生まれたことから和名では

「ヤブ○○○」と野生種であること強調しています。 

しかし、優れた改良園芸種が多く存在するにも拘わらず、原種であることに価値を見いだす

欧米人の園芸愛好家の間で人気なのは園芸種よりもむしろこちらの方だとか・・・

ヤブツバキ















ヤブツバキ















ヤブツバキ















ヤブツバキ










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニシキギ(錦木)

2013-12-23 22:39:39 | 被子植物離弁花

気が付けば今年も残すところあと僅か一週間、 「歳月は人を待たず」とは良く言ったもの・・・

今年の年頭、巳年ということで当ブログも少しは脱皮を目指したつもりなのですが

古い皮を引きずったままここまで来てしまったような気がします。

拙い写真と駄文の大量生産が続きますが、皆様、来年もどうかよろしくお願いいたします。

 

さて、反省だか愚痴だか判らない話はこれ位にして

画像は紅葉が美しいことからからその呼び名があるニシキギ(錦木)です。

残念ながらその紅葉は既に終わっていますが、熟して裂けると現れるのがこの橙赤色の

美しい仮種皮に包まれた種子。

これはこれで紅葉とは違った趣の美しさを醸し出しています。

また、葉が落ちると枝にコルク質の翼が発達しているこの植物の特徴がよく見えます。

翼があまり発達していない品種をコマユミ(小真弓)と呼ぶこともありますが、最近では

同一種として区別をしない考え方が主流になっているようです。

ニシキギ<ニシキギ科 ニシキギ属>  落葉低木 

ニシキギ















ニシキギ









コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウメモドキ(梅擬)

2013-12-14 10:09:21 | 被子植物離弁花

広葉樹の多い雑木林は、すっかり葉を落とした裸木が目立ち始め

日を追って寒々とした冬の里山風景へと向かっている師走・・・

独り鮮やかな装いで里山を訪れる人の心を

僅かでも暖めてくれるのはこの赤い木の実でしょうか。

この黄葉した葉はまもなく落ちてしまうものの、実は当分の間、枝を賑わせ続けます。

ウメモドキ<モチノキ科 モチノキ属> 落葉低木

ウメモドキ

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムラサキシキブ(紫式部)

2013-12-10 22:37:16 | 被子植物合弁花

すっかり葉が落ちたあともこの紫の実はついている。

華やかさではない別の美しさを感じさせるのは「紫式部」と呼ばれる所以だろうか?

古くはムラサキシキミと呼ばれていたという

シキミ(樒)とは小さな木の実が寄り合う状態を指すそうだ。

ムラサキシキブ<クマツヅラ科 ムラサキシキブ属> 落葉低木

ムラサキシキブ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コゲラ(小啄木鳥)

2013-12-07 17:05:29 | Weblog

城陽市域の木津川河川敷周辺では、河川改修や遺跡発掘調査などで野鳥達の姿を見るのが

めっきり少なくなりました。

この地域に生息する野鳥達にとって最もおおきな環境の変化と言えば、木津川の流れに沿って

広範囲に存在していた木津川樹林帯が大幅に伐採され縮小したことでしょうか。

加えて現在、この地域に工業団地の誘致が計画されるなど・・・

どうやら、野鳥達が落ち着いて過ごせる場所が少しづつ失われているような気がしてなりません。

 

画像はすっかり葉が散った大きな椋の樹の幹を、盛んに移動しながら餌となる昆虫類を探す

スズメくらいの小さなキツツキの仲間、コゲラです。

コゲラ















コゲラ







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑紅葉もまた良し

2013-12-01 18:01:07 | Weblog

色づく様々の雑紅葉が貯水池の水面を染め、華やかなステージの幕が開いた・・・

(京田辺市虚空蔵谷にて)虚空蔵谷

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする