山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

オオスズメバチの捕食

2009-09-30 21:53:01 | 昆虫
木津川の堤防道路を散歩中に見たオオスズメバチの捕食シーンです。

獲物は固い殻をもつコガネムシですが、でもそんなことはお構いなし

頭から豪快にバリバリと音を立ててかぶりついていきます。


TVなどでよく報道されているように、スズメバチは攻撃的で刺されると死ぬこともある

大変危険な蜂です。


巣の近く以外では意外とおとなしいのですが、刺激するのは禁物、一旦攻撃モードになると

相手を刺すまで攻撃を止めません。観察は少し離れて静かにする必要があります。


このように危険なオオスズメバチですが、一方で生態系の上位捕食者としての役割は重要で、

繁殖力の強い草食性の農業害虫の異常発生を抑制する益虫でもあります。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メドハギ(筮萩)

2009-09-29 22:43:38 | 双子葉離弁花

メドハギのメド(筮)は、易占いに使う筮竹のことで、昔はこのメドハギの茎の固く木質化したものが使われていました。

全国の河原や痩せ地に広く分布するハギの仲間です。

一般にハギ属の植物は樹木に分類されているようですが、このメドハギはどういう訳か草本とされています。

実際に見たところでは、他のハギ属のように低木状なので私にはどうも分かりにくい分類です。

近年、道路の法面緑化に中国産のメドハギが導入されました。

日本産のメドハギと同種とみられますが、遠隔地からの移入で遺伝子撹乱などの影響を心配するむきもあります。


メドハギ<マメ科 ハギ属>




コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キバナコスモスとセイヨウミツバチ

2009-09-29 06:24:37 | 昆虫
近所のレンタル農園に咲いていたキバナコスモスです。

キバナ(黄花)とはいうものの、どっちかというとオレンジ色・・・

セイヨウミツバチが忙しく飛び回っていました。

ニホンミツバチの姿は見られません。

どうしたんでしょうね。

ようやく一頭見つけたと思ったら

よく似たハキリバチのようです。











ニホンミツバチかな?と思いましたが、どうやらハキリバチのようです。








コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スベリヒユの花

2009-09-28 20:02:04 | 双子葉離弁花

この植物自体は、畑地の側や公園の隅でいつも見ているのですが、このように花をたくさん

付けているのを見た記憶がありません。


画像は朝の8時前に通りかかった時のものですが、午後4時前に同じ場所を

通った時には、花はすでに跡形もなく消え去っていました。


これで今まで花を見られなかった理由がわかりました。どうやらこの花は、少し涼しくなった今の時期

それも午前中の涼しい内しか花を見せないようです。


この草は繁殖力が強く、地を這ってどんどん増えていくところから畑地では厄介な雑草ですが、

葉と茎は塩水でゆがいてサラダやおひたしにして食べることができます。

スベリヒユの名前は多肉質の葉や茎をゆがくと、多量の粘液が出てヌメリの食感があるところから



スベリヒユ<スベリヒユ科 スベリヒユ属>

非常に乾燥に強い構造を持った植物です。水分蒸発を防ぐため、夜に気孔を開いて二酸化炭素を摂取し

日中は、気孔を閉じたままで光合成ができます。

また分厚い葉や茎に含まれる水分も粘液質で、耐乾燥性を持っている可能性があります。

同科同属の近似種では、園芸種のマツバボタンやハナスベリヒユ(ポーチュラカ)などがあり、

属の異なるものではハゼランなどがありますが、何れも葉は多肉質で乾燥に強い構造を持っています。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツリフネソウ(釣船草)

2009-09-27 21:54:36 | 双子葉離弁花

沢筋や半日陰になった水辺でよく見る花です。

「鳳仙花ににてるな」と感じた人は、かなり観察力にすぐれています。


ホウセンカ(鳳仙花)はツリフネソウ科ツリフネソウ属の園芸品種で

花の構造や多汁の茎、熟した果実に触ると種子が飛び散るなど、多くの共通点があります。


また園芸種でハナツリフネソウというのがありますが、こちらは西ヒマラヤ原産のツリフネソウで、

花の色が白とピンクのツートンカラーのものなどがありますが、花の形は日本のツルフネソウと

非常によく似ています。


ツリフネソウ<ツリフネソウ科 ツリフネソウ属>



この花の構造はちょっと変わっていて、萼は後に伸びた距を持つものが1枚と、上から見える2枚の合計3枚

花弁は前方から見て、上に向かって伸びるものが1枚と、下側の左右に広げたものが2枚の合計3枚

雌蕊と雄蕊は花の内面上部にあって、柱頭のまわりを取り巻くように、雄蕊が合着しているので、

一見、自家受粉してしまいそうですが、先に雄蕊が熟し、脱落した後に雌蕊が熟することで自家受粉を避けています。



こちらはストック画像ですが色違いのキツリフネです

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオチャバネセセリ(秋型?)

2009-09-26 07:36:46 | 昆虫
井出町野外活動センターの松林で見つけたオオチャバネセセリです。

少し大き目の茶色い翅表に円形に並んだ白紋の鮮やかさが目立つセセリチョウの仲間です。

この蝶さん自体は、木津川の河川敷などでもよく見ているので、どうということもないのですが、

問題は胸部背面の緑色が、普通のものに比べてやや濃いように見えます。

秋型の特徴でしょうか?    それとも単なる個体差なのでしょうか?



オオチャバネセセリ<セセリチョウ科>

イチモンジセセリと共に、都市周辺でもよく見られるセセリチョウです。

年2回発生しますが、成虫は越冬できず、若齢の幼虫状態のものが越冬して

翌年の春に活動を始めます。幼虫の食草は主に、イネ科の笹類。



こんな色してましたっけ?


翅裏はイチモンジセセリに似ていますが、白紋の並びが本種ではバラバラです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダイミョウセセリ

2009-09-24 21:11:12 | 昆虫
井出町の野外活動センター駐車場で車を降り、リュックサックからカメラを出して撮影準備をしていた時です。

目の前の草むらに見慣れない黒い蝶が止まっているのに気づきました。

色は地味ながら、中々可愛い形の蝶です。少し飛んでは翅を水平にして止まります。

お蔭で翅表は撮りやすいのですが、翅裏は全く見せてくれません。

タテハチョウの仲間かな?それとも蛾の一種か・・・いや、雰囲気は確かに蝶だなぁ

色々と考えを巡らせながら、取り敢えずパチリッ後は家に帰ってからということにしました。

そして家に帰って調べた結果はハズレ!

タテハチョウの仲間でもなければ、もちろん蛾などではないのです。

なんと!「ダイミョウセセリ」といって、セセリチョウ科の蝶でした。

普通セセリチョウといえば、イチモンジセセリやチャバネセセリのように、翅を半開きにして止まるか

翅を閉じて止まるものだとばかり思っていましたが、他にもチャマダラセセリやヒメチャマダラセセリも

このように翅を水平にして止まるそうです。


ダイミョウセセリ<セセリチョウ科 チャマダラセセリ亜科>

関ヶ原付近を境に、関西型と関東型に分かれるそうです、これは一応関西型、関東型は

後翅に白帯がありません。幼虫はヤマノイモ科の葉が食草、

和名の由来は、止まり方が大名行列の時に、平民がひれ伏す姿に似ているところから



なんとも愛すべき姿・・・


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アケボノソウ(曙草)

2009-09-23 17:16:13 | 双子葉合弁花

自分の好きな花が咲くころを見計らって山に出かけるのは

いつも心がわくわくして楽しいものです。

しかし、そこには多少の問題もあります。

好きな花なら当然のこと、写真は撮りたいし

それもできればとびきり美しく撮ってみたいものです。

しかし現実、中々そう物事は上手くいくものではありません。

満足のいかない写真の大量生産体制・・・

ハード(カメラ)とソフト(撮影技術)何れかに問題ありとすれば

私の場合は現状、やはり後者であることは否めません。

美しい花を前にストレスは増すばかり

側でアケボノソウの花が笑っているようでした



アケボノソウ<リンドウ科 センブリ属>

山野の湿り気のある所に生える2年草、花弁は5枚あるように見えていますが

花冠が深く五裂した合弁花です。裂片に2個ある黄色の点は蜜腺溝で、ここから蜜を分泌します。

和名の曙草は花冠の斑点を夜明けの星空に見立てたものだそうです。



蜜腺溝で蟻が蜜を舐めているのが見えますが、どうもこの花の受粉には役立っていないようです。



受粉に貢献しているのは、どうやらこちらのアブや蜂の仲間















コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツルニンジン(蔓人参)

2009-09-22 13:52:34 | 双子葉合弁花

ツルニンジンは山麓の林の中で、他の植物に絡まって伸びる蔓性の多年草です。

根が太く高麗人参に似ているところからこの名があります。

日本ではツルニンジンはほとんど栽培されていませんが、根は韓国料理の高級食材で

韓国ドラマ「チャングムの誓い」にも登場したのでご存じの方も多いと思いますが

このツルニンジンの根から作る揚げ菓子、ソプサンサムというのがあるそうです。

また薬用植物としても有用で、高麗人参が血圧の高い人には使えないのに対して、ツルニンジンは

血圧を高めることなく同様の効き目を表すことが知られています。

花の色が地味な薄緑色なので、中々見つけ難い植物ですが、宿根性の植物なので、

一度生えている場所を見つけると、翌年はその場所で探すことなく見られることが多いようです。




ツルニンジン<キキョウ科 ツルニンジン属>

花冠は広い釣鐘型で2.5~3㌢、内側に紫褐色の斑紋があり別名をジイソブ(爺さんの雀斑)ともいいます。

蔓性ですが蔓はさほど長くなく1㍍以下のものが多いようです。この葉や茎は傷をつけると白い乳液が出て

少し厭な臭いがします。






雄蕊は開花後は自家受粉を避けるため、雌蕊を離れ花冠に密着します。花粉は集粉毛に付着し

吸蜜に訪れる蜂などの昆虫によって媒介されます。雌しべの基部には5角形の部分がみられますが、

ここには多量の蜜があり、キイロスズメバチの大好物、花に手を触れる時は注意が必要です。




これは花の咲く以前の蕾です。まだ当分は花が見られそうです

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水無瀬渓谷(大阪府三島郡)

2009-09-20 21:26:16 | Weblog
城陽市からだと車で30分、大阪府三島郡島本町にある水無瀬渓谷に行ってきました。

尺代の集落からおおさか環状自然歩道を水無瀬川に沿って登っていきます。

このコースには目指す頂上はありませんが、ゆっくり歩いても往復2時間位の

短いトレールには、北摂随一の名滝「乙女の滝」もあり、花や蝶などの種類も豊富で

コースのパフォーマンスはかなり高いものがあります。


シオン<キク科 シオン属>

よく庭などに植えられていますが、根っからの栽培種でもないようで

平安時代の「今昔物語」にも登場するほどの古くからの自生種で

根は咳止めなどの生薬になります。




ヤマハギ<マメ科 ハギ属>

一般にハギと言えば本種を指します。ハギの中では比較的花も大きく美しいので

庭にもよく植えられます。



美味しそうなクリの実が顔を覗かせています。




木の間から名滝「乙女の滝」が少し見えました。相当長い滝ですが、全景を見るにはは川原に降りて

直下まで行く必要があります。




ツユクサ<ツユクサ科 ツユクサ属>

2枚の苞葉に挟まれるようにして、青い花が咲きます。一つの苞葉の中には2~3個の蕾があり

普通は一個づつ順に咲きますが、まれに2輪同時に咲くものもあります。




乙女の滝を過ぎると、暫くは道の両側に草の茂った明るい道が続き、天気が良いと

色んな蝶が飛んでいます。


キマダラセセリ<セセリチョウ科>

セセリチョウには似たものが多くて判別しにくいのですが、キマダラセセリは前翅の中央にある横向きのY型が

見分ける一つのポイントです。





テングチョウ<テングチョウ科>

パルピ(下唇ヒゲ)という器官が異常に長く、天狗の鼻の様に見えます

春~初夏に発生し、7~8月には一旦夏眠するそうです。




ウラギンシジミ

翅裏は対照的に純白色をした美しいシジミチョウの仲間です。

年2回発生し、秋型は前翅の先端が鋭く尖った形をしています。





イシガケチョウ<タテハチョウ科>

石崖の様な翅模様から付けられた名前ですが、どこか世界地図をみるようで

島探しをしてみるのが楽しそうです。





ツマグロヒョウモン(♀)<タテハチョウ科>

♀の前翅の先端が黒くなっているのが名前の由来だそうです。♂はこの部分が黒くありません。

豹の斑紋は他のヒョウモンチョウの仲間に比べてやや疎らです。




ここから先は渓流沿いの上り坂、途中で出会った花達です。


アキチョウジ<シソ科 ヤマハッカ属>

細長い筒状の花が特徴ですが、真横から見ると先端が耳の様に跳ね上がり

狐の顔の様にも見えます。渓流沿いの水の流れに近いところでよく見られます。




ヤマジノホトトギス<ユリ科 ホトトギス属>

花被片にある斑点を鳥のホトトギスの胸の斑点になぞらえて付けた名前です。

水分を多く含む暗い場所に咲いていますが、時期的には多分これが今年の見納めになるでしょう。





ミズヒキ<タデ科 タデ属>

この細い花穂を上から見ると赤く、下から見ると白く見えるところから

紅白の水引にたとえた名前です。





マツカゼソウ<ミカン科 マツカゼソウ属>

名前も姿も涼しそうな花です。キンポウゲ科のアキカラマツに似ていますが、

全体に背が低く小柄で、花の雄蕊もアキカラマツほど長くありません。




オニドコロ<ヤマノイモ科 ヤマノイモ属>

子供の頃、この果実を唾で鼻の頭に貼り付け、「天狗の鼻」と言って遊びました。

皆さんもそんな遊びしてませんか?

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アキノノゲシ(秋の野芥子)

2009-09-19 06:41:58 | 双子葉離弁花



荒地に咲いていたアキノノゲシです。

そよ風に揺れる淡いレモン色のなんとも柔らかい雰囲気がいいですね

そして、話しかけるように、花のまわりを飛ぶクロヒラタアブ

花粉を運んでもらう花と、蜜を求める虫の優しい関係です


アキノノゲシ<キク科 アキノノゲシ属>







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒガンバナ(彼岸花)

2009-09-17 22:23:14 | 単子葉類

つい数日前まで夏の強い日差しを受けていた木津川の土手道、

気が付いたら真赤なヒガンバナが咲いていました。

彼岸に咲く花ヒガンバナ・・・「彼岸」は読んで字の如しで、彼の岸のこと、

岸とは迷いや苦しみのない浄らかな世界のことだそうです。

これの対局にあるのが、「此岸(しがん)」で、煩悩に満ちた汚れた世界のことです。

お彼岸の行事は、仏教信仰と日本人固有の先祖崇拝が融合して生まれたもので、

この日に故人を偲びお墓参りをする習慣が生まれました。

人は皆、一人では生きていけません。

今を無事に生きる私たちは

自分の人生をこれまで支えくれた家族や多くの人たちに感謝しなければなりません。

明日からはいよいよ5連休ですが、「有難う」の心を込めてお墓参りだけは

是非済ましておきたいとものです。

ところでこのヒガンバナのことですが、不思議に思うのは、猛暑にも冷夏にも関係なく

秋のお彼岸にはきっちりと咲いていることです。


ヒガンバナ<ヒガンバナ科 ヒガンバナ属>





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十方山~天王山もう一つの頂上

2009-09-16 06:27:56 | Weblog
京都府と大阪府の県境に位置する天王山には、殆どの地図には載っていないもう一つの

頂上があります。それがこの十方山です。

この山域の三角点は、昔、標高270㍍の天王山の頂上にありましたが、

いつしかこの十方山に移設されたそうです。

それもそのはずで、この十方山の標高は304.4㍍、で35㍍も天王山を上回っています。

しかしこの頂上は不遇というのか、地図にも登山口のコース案内図にも書かれていません。

一般的なコースは、天王山登頂後、元の道を少し戻り、山頂東面の平坦な竹林を通って

小倉神社分岐点と呼ばれる分岐点から、柳谷か小倉神社へ下山します。

問題の十方山へは、この分岐点の100㍍ほど手前、丁度ここを左に入りますが、ご覧の通り

正式の案内標識には何も書かれていません。



地元のボランティアの手によるものと思われる案内標識、十方山の方向を示すものはこれだけです。


標識に従って、薄暗い林の中の緩やかな上りを辿っていきます。


15分ほど登った所、右の藪の中の空き地に、かなり賑やかな形の標識らしきものが見えます。

これが噂に聞く、十方山の頂上を示す名物標識です。色々賑やかに書かれていますが「モンブラン」「マッキンリー」

「アコンカグア」「コロンビア」からはては「南十字星」まで凡そ意味のないことばかり・・・

しかしこれがなければ、ここが頂上であることに誰も気づかないかも知れません。

お~っと、うっかり撮るのを忘れていましたが、この奥に天王山から移設された三等三角点の

標識は確かにありました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イタドリの花

2009-09-15 21:47:17 | 双子葉離弁花

山を歩いているとイタドリの白い花が目立つようになってきました。

秋蓼の女王、サクラタデには及びませんが、真近に見るとこの花も中々捨てたもんではありません。

こんな花でさえ旬の美しさというものがあるもんですね。

春には若い茎が柔らかく、皮を剥いて食べられますが、ポキッと音がして折れるものが食べごろ

フニャッとして曲がるものは旬を過ぎています。


イタドリ<タデ科 タデ属>

雌雄異株の多年草、雄花は上に向かって咲き、雌花は下垂して咲きます。







雌花はこのように下垂して咲きます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツリガネニンジン(釣鐘人参)

2009-09-14 22:06:57 | 双子葉合弁花

風に揺れる小さな花から

かすかな鐘の音が聞こえてくるような

そんな雰囲気を持った釣鐘形のかわいい花です。

天王山の柳谷を下りた付近の田圃道に咲いていました

いわゆる群生という感じではなく、離れてあちこちに咲いています



ツリガネニンジン<キキョウ科 ツリガネニンジン属>

サイヨウシャジンの変種、若芽はトトキと呼ばれ、山菜として食べられる他

肥厚した根は高麗人参に似ていて、薬用になります。






こちらは早くから咲いていたのか、すでに果実ができています


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする