秋空に向かって撮ってみましたが、被写体として青空との相性はよさそうです。
もう少しすると、皮が不規則に割れて、ルビーのような赤い色をした果肉(仮種皮)を纏った
種子が露出しますが、その頃に撮った方がザクロらしくていいかも知れません。
熟した果実を食べてみると、種子ばかりが大きくて、何とも食べ代の少ない果実です。
取り立てて不味いという訳でもありませんが、人気のないのはこの食べ勝手の悪さでしょうか?
スーパーなどに売られているものは、イラン産やカルフォルニア産が多く、日本産の倍位の
大きさがあって、甘みも強く果肉ももう少し厚いようです。
ところで、この忘れ去られたような果実が近年、果実に含まれる「植物エストロゲン」という
物質が、女性ホルモンに似た性質を持つことが知られるようになり、一躍注目を浴びるように
なりました。
女性ホルモンと聞くと「薄毛に効果があるんじゃないか?」と考える男性諸氏もいらっしゃる
かも知れませんが、植物エストロゲンの含まれるのは種子だけだそうです。
ザクロジュースを飲んだり、ザクロの実を食べたからといって、決して薄毛の解消にはなりません。
腕に止まって逃げないキリギリス、本来は非常に警戒心の強い昆虫なのだが・・・
虫にも性格の違いがあるのだろうか?
ところで、このキリギリスには性格の違いの有無は兎も角として、翅の長さで関東型と
関西型があるそうです。
画像は関西型の♀で、これの3分の2位の短い翅をもつのが関東型です。