<ヤブコウジ科 ヤブコウジ属 常緑低木>
西日本の自然林に広く自生するヤブコウジ科の常緑低木、マンリョウです。
観賞用に栽培されたものが、年末には正月の縁起物として鉢植えで販売されて
いますが、やはり本来の生活圏である山林内で人知れず赤い実を付ける姿は
実に感動的です。
位置取りの確かさやポーズの決め方が不思議なほど周囲の風景に溶け込んでいます。
<ヤブコウジ科 ヤブコウジ属 常緑低木>
西日本の自然林に広く自生するヤブコウジ科の常緑低木、マンリョウです。
観賞用に栽培されたものが、年末には正月の縁起物として鉢植えで販売されて
いますが、やはり本来の生活圏である山林内で人知れず赤い実を付ける姿は
実に感動的です。
位置取りの確かさやポーズの決め方が不思議なほど周囲の風景に溶け込んでいます。
かなり地味な花ですが、ウコギ科の蔓植物、キヅタの花です。花期は10~12月と比較的長いよう
で、既にほとんどが結実していました。この果実は径6~7mmで翌年の春に黒く熟します。
和名のキヅタは夏緑性の蔦(ブドウ科)に比べて蔓が木本的であることに由来しています
また常緑であることからフユヅタ(冬蔦)の別名もあります。
茎から気根を出して付着しながら大きな木に這い登りますが、巻き付いて宿主の木を締め付けて
枯らすことはありません。
園芸種として販売されているアイビーは、ヨーロッパ原産の近似種セイヨウキヅタの改良された
ものです。
平安時代中期の女流作家で源氏物語の作者、紫式部の名をもつ植物です。
気品を感じさせる落ち着いた紫色の果実に歴史上の理知的な女性のイメージを
重ねたものでしょうか?
淡紅色の花の蕾を思わせますが、ニシキギ科の落葉低木マユミの果実です。
和名の「まゆみ」は言葉の響きが優しく、女性の名前にもよく使われているようですね。
5~6月に8mmほどの薄緑色の地味な4弁花を咲かせますが、主役はもっぱらこの果実です。
果実は完熟すると4つに深く裂け、赤い仮種皮に包まれた種子が現れます。