山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

水田に縄張りを持つケリ(鳧)

2011-05-30 19:58:32 | Weblog

ケリは我国で見られるチドリ科の鳥では最大の鳥です。
草原や河原で見かけることもありますが、どちらかと言うと、水田や畑などの耕作地で出逢う
ことの方がずっと多い鳥です。 

今は繁殖時期で、地面を浅く掘って巣を作り、田畑でカエルや昆虫などの獲物を捕えて
食べながら、抱卵や子育てを行っています。

この時期、餌場を中心に、つがいで縄張りを持ちますが、警戒心が強く、カラスやトビなどの
外敵の侵入に対しては、鋭い声で威嚇しながら追っ払う闘争心を備えています。

通常は単独で敵に立ち向かいますが、トビやノスリなどの、少し手ごわい猛禽類に対しては
近くの別のつがいと共同防衛をするシーンも時々見られます。
お互いに縄張りを持ちながらも、軍事同盟のような関係が成立しているのかもしれません。

ケリ <チドリ目 チドリ科>    留鳥

     ↓ 画像はクリックで大きくなりますケリ                      

 

 

 

 

 

 

 


ケリ

  鋭い声で威嚇しながら
  エリア上空を飛翔するするケリ
  翼の先と尾の先は黒い










ケリ

 

 

  鋭い声で威嚇しながら侵入
   してきたカラスを追っ払うケリ、
   少しくらい大きい相手にも、決して
  怯むことはありません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クララ(眩草)

2011-05-29 19:33:57 | 双子葉離弁花

クララは日当たりの良い山麓の草地や、川の土手などに生えるマメ科の草本です。
クララという名前から、外来種のような印象を受けますが、れっきとした在来種で、名前の由来は
根を噛むと目が眩むほど苦いことからの眩草(くららぐさ)で、これを縮めたものです。

生薬では根を乾燥させたものを苦参(くじん)と呼び、解熱、解毒、殺菌などの効果がありますが、
全草が有毒で、特に根の部分は毒性が高く、これが薬功のもとになっていますが、用法や量を
誤ると大脳麻痺などの副作用があり、呼吸困難などで死に至ることもあります。

このクララのみを食草にする蝶類に絶滅危惧種のオオルリシジミがいますが、この地域では
生息が確認されていません。画像にみられる幼虫は同じくクララを食草とするメイガの一種
ではないかと思います。

クララ <マメ科 クララ属>   多年草  

   ↓ 画像はクリックで大きくなりますクララ

   

 

  初夏の草地では抜きん出て
 背が高く、草本とは思えない
 ほどです。
 高さは1㍍を超えます。

 

 

 

クララ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダビドサナエ & コサナエ

2011-05-28 22:27:15 | 昆虫

滋賀県草津市の湖南アルプスの渓流近くで見付けたサナエトンボ科のトンボ2種です。
この仲間は山地の渓流を主な生息場所とする流水性のトンボです。

一見、オニヤンマに似ていますが、胸部背面の八の字型の斑紋が特徴で、オニヤンマに
比べて一回り小型、単独で縄張りを持ちますが、警戒飛行はほとんどせず、静止して睨みを
利かしていることが多いようです。


ダビドサナエ <サナエトンボ科 ダビドサナエ属>

滋賀県の山地の渓流に広く分布するサナエトンボ科の代表的な種類で、少し変わった
和名が付けられていますが、ダビドサナエの「ダビド」は、フランス人の採集家p.david氏の名に
由来し、その業績に献呈されたもので、同氏が発見者ということではないようです。
因みに、学名はDavidius nanusとなっています。

湖西方面の比良山系や、野坂山地で見られるヒラサナエはこれの近似種ですが、かなり
希少で、環境省のRDBで絶滅危惧種に指定されています。 

ダビドサナエ

 

 

 

 

 

 

 



 

コサナエ <サナエトンボ科 コサナエ属>

コサナエ属では最小の種類で、本州西部では比較的標高の高い特殊な環境で
育つ、やや希少なサナエトンボです。

胸部背面の斑紋は八の字形ではなく、L字形をしているので、ダビドサナエとは見分ける
ことができます。

コサナエ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナラメリンゴフシ(楢芽林檎五倍子)

2011-05-27 21:57:16 | 植物(木本)

5月中旬~6月にかけて山を歩くと、コナラの木の枝先にリンゴの実のような形をしたものが
できている不思議な光景を目にすることがあります。

もちろんコナラの果実ではありませんが、このリンゴのようなものは、その名もナラメリンゴフシ
(楢芽林檎五倍子)と言って、実はナラメリンゴタマバチという、極小さな蜂の虫嬰(虫こぶ)です。

秋に交尾を終えたナラメリンゴタマバチの雌は木の根元に虫嬰を作り産卵を行います。
この時に根元にできる虫嬰のことをナラネタマフシ(楢根玉五倍子)と言います。

その後、この根元の虫嬰で育った雌の幼虫は冬に羽化し、枝先の冬芽に産卵を行うことによって、
このリンゴのような形のナラメリンゴフシ(楢芽林檎五倍子)が形成されるわけです。

外国でも同じような例があるようで、英語ではオークアップル(oak apple)と呼んでいるようです。

   ↓ 画像はクリックで大きくなりますナラメリンゴフシ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナワシロイチゴ(苗代苺)~ちょっと?な花

2011-05-26 17:54:06 | 被子植物合弁花

以前、この花を河原で見付けた時、この赤い蕾が開いたら、さぞかし可愛い花だろうなと思って
2~3日、現場へ通ったことがあります。

ところが、一向に開花する気配がありません。周りを見渡しても開花したものは一輪も見当たらないのです。

それもその筈、この花は花弁が枯れるまで、決して開くことがない花だったのです。

注目すべきは、花の先端が少し開いて、多数ある雌蕊の柱頭が顔を出している点です。

雄蕊の上に花弁が覆い被さっているのは、恐らく自家受粉を防いで、遺伝子交換が可能な
他の花粉だけを受け入れる構造だと思います。

雄蕊が顔を出すのは、受粉が終わって子房が膨らんだ後、花弁が枯れて脱落してからになります。
しかし、花弁を閉じたこの花にどんな昆虫が花粉を運んでくれているのでしょうか?


和名の「苗代苺」は、苗代の頃に果実が赤く熟することから付けられたものですが、果実は
直径1.5㌢ほどで、密生しているところから採取が容易で、味も甘く、ジャムを作るのに好適です。

ナワシロイチゴ <バラ科 キイチゴ属>  落葉低木


  ↓ 画像はクリックで大きくなりますナワシロイチゴ

 

 

 

 

 

 

 

 

ナワシロイチゴ

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スイカズラ (吸葛)

2011-05-25 21:23:02 | 被子植物合弁花

日本にある約8属、90種のスイカズラ科植物を代表する植物ですが 、それにしては
この花の形はかなり特殊な形をしています。

一応、花冠が5裂した合弁花ですが、唇形に大きく上下に2裂し上弁は4裂して上方に大きく、
下弁は線形で下方に反りかえります。

葉は楕円形で全縁、両面に毛がありますが、変異が多く、画像のものは標準的なものですが
必ずしもこのような外観ではありません。

和名は蜜が多い?ところから「吸い葛」らしいのですが、葉の一部が内側に巻いて冬を越すので
中国名は「忍冬」となっています。  (忍冬と書いてスイカズラと読むこともあります)

また、花が白色から黄色に変化することから「金銀花」とも呼ばれます。

スイカズラ <スイカズラ科 スイカズラ属>  半落葉つる性

   ↓ 画像はクリックで大きくなりますスイカズラ

 

 

 

 

 

 

 

 

スイカズラ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユリノキ(百合の木)の花

2011-05-24 18:39:46 | 植物(木本)

北アメリカ東部原産でモクレン科のユリノキです。
日本に渡来したのは明治初期で、原産地では60㍍を超える高木もあるそうです。

この木は、公園樹や街路樹として植栽されることが多く、ちょうど今が花期となっています。
花の直径は6~7㌢ほどですが、咲いているのが、高い木の梢であることと、花が
黄緑色の地味な色で、生い茂る若葉の色に埋没しているため、多くの人は咲いている
ことにあまり気付かないことが多いようです。

双眼鏡などで観察すると、花弁は6個で、基部にあるオレンジ色の斑紋がチャームポイントとなって
中々お洒落な雰囲気の花であることが判ります。

花の位置が低いものでも最低7㍍ほどあったので、残念ながら上向きに咲く花の内側の
様子までは撮ることができませんでした。

この花の英名は「チュリップツリー」で、チューリップに似た花が咲くという点で、この花に
相応しい名前と言えますが、和名が「ユリノキ」となったのは、皇太子時代の大正天皇が
小石川植物園でこの木をご覧になった時に「ユリノキ」と命名されたという経緯があるそうです。

ユリノキ <モクレン科 ユリノキ属>  落葉高木

  ↓ 画像はクリックで大きくなりますユリノキ

 

 

 

 

 

 

 

 ユリノキ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミゾコウジュ(溝香需)

2011-05-22 11:03:57 | 双子葉合弁花

ミゾコウジュ

 


  ミゾコウジュ <シソ科 アキギリ属> 越年草

  昨日、宇治川へ野薔薇を撮りに行って、そこで見付けた
 シソ科のミゾコウジュです。
 環境省RDBで準絶滅危惧種(NT)に指定されていますが
 淀川上流域の宇治川や、木津川の岸辺では比較的
 よく見かける植物です。
 
 近似種のアキノタムラソウやアキギリなど、他のアキギリ属の
 花が秋に咲くのに対して、晩春から初夏に花を咲かせます。

 和名に「香需」と付くので、同じシソ科のナギナタコウジュなど
 の仲間と 思われそうですが、香需はシソ科全般をさす
 中国語で本種はアキギリ属に分類されています。 

     ※ 画像はクリックで大きくなります




ミゾコウジュ

 

 

 

 

 

 

 

 

ミゾコウジュ















ミゾコウジュ

 

花の形を見ると、なるほどアキギリの
 仲間かと思わせる形ですが、
 大きさは3~4㍉のごく小さな花です。

 

 

 

 

 

ミゾコウジュ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原核生物、イシクラゲ

2011-05-19 17:41:36 | Weblog

梅雨の時期が近付いてきましたが、雨の降る日が続くと地面に現れる ワカメのような形をした
不思議な生命体を目にします。

舗装をしていない野外駐車場などで、これを踏んで滑った経験のある人も多いと思いますが、
乾燥した日が続くと、上段の画像のように乾燥ワカメのような状態になり、手で揉んでみると
粉々に割れます。

しかしこの状態で死滅したわけではなく、この生物は乾燥が続くと一切の代謝を止めることによって
生命を維持する特殊能力で、長い期間の乾燥に耐えることができるのです。

この耐乾燥能力は相当なもので、100年近く乾燥状態で保存されていた標本を培養液に
浸すと、再び増殖を始めたという例もあるそうです。

生物学的には、細胞内に核を持たない原核生物の藍藻類に属しますが、「藍藻」といっても
植物であるワカメのような藻の一種ではなく、菌のコロニーのようなものです。

ところで、この藍藻類は生物史上非常に重要な役割を果たしていて、今日、私達があるのも
実は、この藍藻類のお陰なのです。

話はおよそ3000億年前という気の遠くなるような昔のことですが、その頃の地球は高温の
炭酸ガスに覆われていて、その時分に現れたのがこの藍藻類の祖先です。

彼らはこの地球で炭酸ガスを消費して光合成を行い、酸素を排泄する最初の生物で、彼らによって
炭酸ガスは減り、しだいに酸素が増えて現在の地球環境が整ったとされています。

乾燥にも強く、庭などで繁殖すると少し厄介な生き物ですが、私達が今日生きていられるのも
彼らのお陰かと思うとちょっと尊敬してしまいます。

イシクラゲ <ネンジュモ科 ネンジュモ属> 藍色細菌

  ↓ 画像はクリックで大きくなります
イシクラゲ(乾燥状態)

 

 地面から採取した乾燥状態の
 イシクラゲです
 まるで乾燥ワカメのようです

 

 








イシクラゲ

 

 2日間、水に浸した状態で
 膨湿をとり戻しています。
 この状態になると、急に増殖
  し始めて目立ってきます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ズミ (酸味)

2011-05-17 21:48:06 | 植物(木本)

ちょうど桜が咲き終わった頃に山で咲き始める野生リンゴの一種です。
初夏の山で見る、この明るい黄緑色の若葉と清楚な白い花のコラボレーションは
見る人に華やかなサクラとはまた一味ちがった新鮮な感動を与えてくれます。

果実は6~7㍉の球形で橙黄に熟し食べられます。私は実際に食べたことはありませんが、
和名は漢字では「酸味」なので、かなり酸っぱいのではないでしょうか。
一部の地方では、塩漬けして保存するところもあるようです。

ズミ <バラ科 リンゴ属>  落葉小高木

  ↓ 画像はクリックで大きくなりますズミ

 

 

 

 








ズミ














ズミ

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウラジロノキ (裏白の木)

2011-05-16 18:18:43 | 植物(木本)

花も葉もアズキナシに非常によく似ているので難しいところですが、ウラジロノキだと思います。
葉を裏返して見ておけば迷うことはなかったのですが、アズキナシの葉の縁が少し細かい重鋸歯である
のに対し、この画像では荒い欠刻型重鋸歯で明確な三角形をしています。

新芽の今は葉の両面に細かく白い綿毛が密生していますが、表面の綿毛はやがて脱落し
裏面の綿毛だけが残ります。

果実は1㌢ほどの楕円形で赤く熟し、リンゴに似た味がします。

ウラジロノキ <バラ科 ナナカマド属>  落葉高木

  ↓ 画像はクリックで大きくなりますウラジロノキ

 

 

 

 

 

 




ウラジロノキ

 

 

 

 

 

 

 



ウラジロノキ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カラスビシャク (烏柄杓)

2011-05-14 10:08:34 | 単子葉類

カラスビシャクはサトイモ科の畑地雑草の一つですが、同じサトイモ科のウラシマソウを
小さくしたような形に興味をそそられます。

別名をハンゲ(半夏)と言いますが、七十二季の一つ「半夏生」はこの草が生える頃の意味で、
夏至から数えて11日目だそうです。

毎年7月2日前後がこの日にあたるそうですから、この個体は標準より、少し早いのかも知れません。

尚、ハンゲショウ(半化粧)はドクダミ科の別の植物です。

現在はこの花茎だけですが、この後に出てくる葉柄の下部には珠芽(むかご)が付きます。

漢方では球茎を半夏と呼び、胃腸用生薬とします

カラスビシャク <サトイモ科 ハンゲ属>  多年草

   ↓ 画像はクリックで大きくなりますカラスビシャク

 

 

 

 

 

 




カラスビシャク

 

 

 

 

 

 





カラスビシャク

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャガ (著莪)

2011-05-12 21:47:28 | 単子葉類

シャガは山地の湿った林下の斜面に大群生するアヤメ科の常緑多年草です。
古い時代に中国大陸からの帰化人によって 持ち込まれた有史前帰化植物であると
言われていますが、渡来の経緯はよく分かっていません。

三倍体植物で果実はできず、球根も形成しないこの植物がどのようにして持ち込まれたか
少し興味のあるところですが、今となっては知る術がありません。

この植物は大群生しているので、本来の自生種のように見えますが、杉や檜の人工林が多く、
最初は観賞用に誰かが植えた可能性が高いようです。

繁殖は根茎から長い走出枝を出すことによって増殖します。

シャガ <アヤメ科 アヤメ属>  常緑多年草

  ↓ 画像はクリックで大きくなりますシャガ

 

 

 

 

 

 

 

シャガ

 花を構成する基本数は「3」で
    外から、萼に相当する外花被片が
 3個、花弁に相当する内花被片が
 3個、その 内側に3つに分かれ、
 花弁のような形をした花柱があり
   雄蕊は花柱の外側に張り付くように
 付いています。

 葯では花粉が作られていますが、
 3倍体のため、種子はできません。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマグワ (山桑)

2011-05-10 22:58:15 | 植物(木本)

蚕蛾の幼虫、カイコに絹糸を造らせる養蚕業は、明治以降「外貨獲得産業」として重要視され、かつて
我国は世界でも有数の養蚕国でした。

しかし、第1次世界大戦後の世界恐慌を境として、国際的な絹の需要が落ち込み養蚕業はその後衰退
の一途を辿ることになり、現在に至っています。

養蚕業が盛んだった頃、カイコの餌として栽培されたのが、この桑の木で、我が城陽市でもその当時の
名残りと思われるものが、木津川河川敷周辺の樹林のあちこちに見られます。

養蚕が行われなくなった現在、桑の木は人々の生活にとって存在意義を失ってしまったようですが、
近年、この桑の葉の成人病に対する薬効が注目されています。

特に、若葉に多く含まれるDNJと呼ばれる成分は、腸内の糖分分解酵素の働きを抑制する働きがあり
中性脂肪による高脂血症や糖尿病に効果あると言われ、「桑茶」などの製品も市販されています。

ヤマグワ <クワ科 クワ属>  落葉高木  別名クワ 

  ↓ 画像はクリックで大きくなりますヤマグワ

 すでに果実を付けていますが
  7月頃に赤から黒く熟すと生食
 でも美味しく食べることができ、
 ホワイトリカーに漬けてリキュール
 を楽しむこともできます。

 葉には苦みや癖がなく、天麩羅に
 すると美味しく食べられます

  





ヤマグワ

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベニバナツメクサ (紅花詰草)

2011-05-09 22:38:45 | 双子葉離弁花

木津川河川敷の草むらで見付けたベニバナツメクサです。

普通、土手などでよく生えているアカツメクサと比べると、かなり濃い赤色で遠目にはケイトウの花か
イチゴの実のように見えます。

マメ科の帰化植物で、原産地はヨーロッパから西アジアですが、日本へは牧草や緑肥用として
フランスから輸入された経緯があるそうです。

当時、シロツメグサなどに比べて野生化し難いということが導入の理由だったようですが、現在では
西日本の各地で野生化しているのが観察されています。

ベニバナツメクサ <マメ科 シャクジソウ属> 帰化植物 1年草

  ↓ 画像はクリックで大きくなります
ベニバナツメクサ



 とにかく色が濃く派手で
 草むらの中でも
 ひと際目立った存在です








ベニバナツメクサ(詳細)

 

   この形から別名を
 ストロベリーキャンドルとも
 呼ばれています。
 

 

 

 

 

  ↓ 近似種のアカツメクサ
アカツメクサ

 

 

 こちらは川の土手や
 公園の芝生でよく見る
 アカツメクサです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする