山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

オオアブラギリ(大油桐)

2022-04-27 12:14:43 | 被子植物離弁花

昔、和傘や提灯などに使う和紙は桐油(とうゆ)によって防水加工

されていました。読みが灯油と混同されやすいことから「きりゆ」と

呼ばれることもあります。

桐油はアブラギリやオオアブラギリの種子から採った植物油脂です。

しかし、現在使われる桐油の大部分が海外製で、生産目的の栽培は

ほとんど行われず、この植物も姿を消しつつあるようです。

オオアブラギリは別名でシナアブラギリ(支那油桐)と呼ばれますが

アブラギリも原産地は中国で、和名のオオアブラギリはアブラギリに

比べ、花や果実が大きいこと。

<トウダイグサ科 アブラギリ属 落葉高木>

 

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ヒメハギ(姫萩)

2022-04-14 15:32:10 | 双子葉離弁花

山地の乾いた場所に生える多年草です。

和名には”ハギ”が使われていますが、分類はヒメハギ科ヒメハギ属で

マメ科ハギ属とは異なり、花がハギに似て全体に小さいことに由来します。

花の構造は左右に蝶の翅のように広げた2枚の萼片と、その中間から筒状

で先端が上方に反る2枚の上花弁、下方に白い髭状の竜骨弁と呼ばれる付属体

を付けた下花弁からなります。

 

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チャルメルソウ

2022-04-10 17:17:42 | 双子葉離弁花

渓流沿いの湿った場所に生える多年草。

4月頃に10~15cmの花茎を立ち上げ、上部に楽器のチャルメラを連想

させる風変りな花が10個ほど付きます。

和名が「チャルメラ」ではなく「チャルメル」となっている理由はよく

分かりません。

<ユキノシタ科 チャルメルソウ属>

同属には地域固有種を含め、9種類ほどがあるようです。

 

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ショウジョウバカマ(猩々袴)

2022-04-03 12:01:01 | 単子葉類

山地の湿った場所や渓流沿いに生えるユリ科の多年草です。

花の色には変化が多く、一般的には淡紅色~濃紅色などが多い

のですが、白色のものも見られます。

但し、シロバナショウジョウバカマと呼ばれるものはこれとは別種のようです。

<ユリ科 ショウジョウバカマ属>

 

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