城陽市の奈島地区の木津川右岸の堤防下には、ご覧のような小さな祠があります。
この地域は、木津川の水面より低い天井川で、過去に幾度となく水害が起きたため
水難除けとして、奈島地区の人たちに大切に祀られている「淀姫さんの祠」です。
この祠のことは、城陽市観光課の資料にも載せられていて、祠の存在は城陽市内では
それなりに知られているようです。
ところで、この「淀姫さん」って誰?という疑問が当然のように湧いてきますが、近隣の
市町村では、京都市伏見区の淀にある與杼(よど)神社の祭神、豊玉日女命(とよたまひめのみこと)が
海神、大綿津見命(海幸彦)の妹で、水を操る神・水難除けの神として信仰され、これが
「淀姫さん」と呼ばれているようです。