山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

五倍子

2009-10-23 06:25:49 | 植物(木本)
五倍子、字が一つ余ってしまいますが「ふし」と読みます。

4月頃にウルシ科のヌルデにヌルデノミミフシアブラムシの♀が卵を生み、孵化した幼虫が

若芽や若葉に寄生してできる虫瘤のことです。

成分の約70%がタンニンのため、昔から染料として、下地染めの他、既婚女性が歯を黒く染める

「お歯黒」や白髪染めなどにも使われていました。



五倍子は果実とよく間違われますが、ヌルデの果実はこれです。


五倍子を割ってみるとビッシリとヌルデノミミフシアブラムシが入っています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする